人間の生活に必要なものは「衣」「食」「住」。しかし、現代に生きる人々はそれだけで暮らしているわけではありません。生活に潤いをもたらすものは「遊び」、すなわちレジャー（余暇）です。日本の余暇市場にはゲームやスポーツ、旅行など様々な種類がありますが、市場規模は全体で70兆9,940億円（2016年）。そのうち30.5%を占める21兆6,260億円を有するのが、ホールによる「貸玉料」「貸メダル料」、メーカーによる「遊技機売上高」で構成されるパチンコ・パチスロ市場です。
日本の主要産業と比較してみても、認知度の高い家電業界やIT業界よりも大きな市場規模を有していることが見て取れます。戦前から庶民の娯楽として始まった「日本発祥のエンタテインメント産業」は、現在ではユーザー数940万人、日本を代表する一大レジャー産業として、様々な分野に産業の裾野を拡げています。
現在の遊技機開発においては、斬新かつ先進的な遊技性を有するのはもちろんのこと、アニメや様々なエンタテインメントのコンテンツを、いかに魅力的に表現するかが求められています。このコンテンツの懐の広さにより、多様な派生ビジネスが生まれています。ヒット機種においては、ゲーム化、使用音楽のCD化、キャラクターグッズ化などの数多くのコンテンツの展開があります。パチンコ・パチスロを通して優れたコンテンツを多方面に活用できるため、さまざまな産業からの参入によって、その魅力はマルチに広がる可能性を秘めています。
つまりパチンコ・パチスロ業界は、今後も継続した成長やビジネスチャンスが見込める産業だと言えます。そして、成長のために重要なことは、何よりもユーザーに愛されるゲーム性を開発し続けていくこと。世の中に夢と感動溢れるエンタテインメントを提供するため、サミーはこれからも常に新しい挑戦を続けていきます。
