e 東京リベンジャーズ開発秘話に迫る!
2025年7月7日(月)より、全国導入がスタートした「e東京リベンジャーズ」。
『東京リベンジャーズ』初の遊技機化とあって、パチンコファンはもちろん、原作ファンからも大きな注目を集めています。
今回は、「e東京リベンジャーズ」の開発者のお二人から、開発の背景やこだわりについて伺いました。
「e東京リベンジャーズ」開発の背景
ーまず、簡単に自己紹介をお願いします。
「e東京リベンジャーズ」の開発においてプロデューサーを務め、映像企画を担当したトモヤスです。
ディレクターのコバヤシです。

ーありがとうございます。今回、『東京リベンジャーズ』初の遊技機化ということで、心待ちにしているファンも多くいらっしゃると思います。改めて、遊技機化が決まった背景について伺ってもよろしいでしょうか。
ありがたいことに、当社が『東京リベンジャーズ』を遊技機化できる条件が揃っていたからです。遊技機業界ではよくある話ですが、世間で流行しているコンテンツは、流行しているタイミングで遊技機化できるとは限らず、人気作品であればあるほど各メーカー同士の取り合いになります。ところが、当社はもともと『東京リベンジャーズ』のアニメに出資していたこともあり、初めから優先的に話を進められる状況でした。世間で盛りあがっているコンテンツを、盛りあがったタイミングで遊技機化できること自体がレアですし、社会現象になったといえる作品を遊技機化しない選択肢はありませんでした。
ー若者のあいだで大ヒットした作品だけに、『東京リベンジャーズ』のファンは若年層が多い印象です。一方で、パチンコのユーザーは中年層が多いと伺っていますが、このギャップについてどのように捉えていますか。
『東京リベンジャーズ』は週刊少年マガジンで連載されていたこともあり、30〜40代の男性にも人気があるコンテンツです。この層はパチンコのメインユーザーにあたるので、よいマッチングが生まれることを期待しています。ただ、パチンコに限らず、多くのヒット商品やトレンドが若者から拡がっていますので、若年層に支持されているコンテンツの使用によって、新規ユーザーが増えることも期待しています。
遊技人口を増やしたいという思いがあるのですが、叶えられる可能性のあるコンテンツに出会うのは難しいものです。だからこそ、『東京リベンジャーズ』では新規ユーザーの獲得を目指さなければならないという想いを持って開発し、新規・既存どちらのユーザーにも満足していただける機種に成り得たかなと思います。パチンコを初めて打ってくれた『東京リベンジャーズ』のファンの方々に出来るだけ楽しい時間を過ごしていただけるように、荒すぎない設計にこだわりました。とはいえ、玉が出ないことにはパチンコの面白さも伝わらないので、初心者には安心してもらえる設計でありながら、パチンコに慣れている方にも満足してもらえる仕様を目指しています。
「e東京リベンジャーズ」に込めたこだわり
ー次に、開発者のお二人だからこそ語れる“こだわり”について伺っていきます。まず、「e東京リベンジャーズ」はどのようなストーリーの機種なのか教えてください。
アニメの1期が中心のストーリーで、芭流覇羅(バルハラ)決戦までをメインに再現しています。花垣武道(以下、タケミチ)や佐野万次郎(以下、マイキー)などのメインキャラクターを中心に、芭流覇羅決戦に欠かせない場地圭介(以下、場地)や羽宮一虎(以下、一虎)が活躍する場面も設けております。

ー場地や一虎ファンにとってはうれしい演出ですね。人気キャラクターが多く登場するようですが、各キャラクターの見どころについて伺ってもよろしいでしょうか。
主人公のタケミチは、主人公らしくしっかり見せ場を作りました。「リーチ*」の演出には、キヨマサにリベンジするシーンを取り入れているので、ぜひ注目していただきたいです。諦めずに立ち向かうタケミチの魅力を全面に押し出しており、アニメや漫画のとき以上にかっこいい姿を見ていただけると思います。
そして、出現すれば“アツい”キャラクターに位置づけたのがマイキーです。「4大激アツ*」のうち、3つの演出に彼を登場させています。芭流覇羅決戦ではバトルになれば必ず勝利するようになっているので、無敵でかっこいいマイキーを見ていただきたいです。また、ドラケンに関しては一人で芭流覇羅決戦の流れを変えてしまう“無双ぶり”を「リーチ」演出に落としこんでいるのに加え、パチンコオリジナルで作成した一人で敵対チームを潰しに乗り込む姿は必見です。タケミチの恋人の橘日向(以下、ヒナ)は、数少ない女の子のキャラクターで、タケミチを助ける立ち位置として活躍します。今回特別に、ヒナに特攻服を着させるシーンを作りました。とても魅力的なビジュアルに仕上がりましたし、原作にはない場面なのでぜひ注目していただきたいです。
*リーチ : 同じ図柄が二つ止まった状態のこと。三つ揃えば大当り
*4大激アツ :
「激アツ演出」の中でも、特に信頼度(=大当りの期待度)が高いとされる四つの演出
ー盛りだくさんですね!インタビューを読んでいるファンの皆さまは、きっとワクワクが止まらないはずです。原作で描かれている各キャラクターのポジション・特性が、パチンコの演出と見事にリンクしていますが、この再現にはかなりこだわっているのでしょうか。
そうですね。アニメを遊技機化すると「原作を見ていない人が作ったのでは?」と疑いを持たれてしまいがちですが、私もコバヤシも『東京リベンジャーズ』のファンとして携わっているので、ファン目線の開発にこだわりました。例えば、2021年を代表する楽曲の一つ、Official髭男dismの「Cry Baby」。東京リベンジャーズの世界観を表現するには欠かせないと思い、当初から念入りに使用確認を進めてきました。また、芭流覇羅決戦の前夜を舞台にした「時短中*」の演出時のみ、場地の図柄を芭流覇羅の特攻服に変えています。あまり話すとネタバレになってしまうのでほどほどにしますが(笑)、他にも原作ファンとしてこだわった演出が多数隠れているので、細かい部分を発見・共感してもらえるとうれしいです。 *時短中 : 時短モード(=時間短縮モード)の略称で、通常よりも高速で抽選を行える状態のこと

ー開発者のお二人自身が原作ファンだからこそ、『東京リベンジャーズ』の世界観を細かく再現できたのですね。
あくまで『東京リベンジャーズ』が主役である。そんなことを念頭において設計しました。リーチが始まるときに出るパチンコらしいボイスも、『東京リベンジャーズ』の世界では言わないセリフだと思い、できるだけ避けた演出にしています。また、原作にはないキャラクター同士のやり取りを使用する際は、監修してもらいながら制作しました。
ー原作には登場しない“パチンコ限定の演出”も、ファンの皆さまにとっては気になるポイントだと思います。具体的にどのような演出を用意されていますか。
当時、大バズりしたマイキーのセリフ「日和(ひよ)ってる奴いる?いねえよなぁ‼︎?」をパチンコ用に録りなおしています。アニメではさらっと言ったセリフでしたが、わがままを言って声優の林勇さんに何度もリテイクをお願いし、一番ディープな「いねえよなぁ‼︎?」をいただきました。林さんご本人からも「こんなふうに言ったのは初めてです」というお言葉もいただいたので(笑)、ぜひ注目してほしいです。
ファンのみなさまへ一言
ーここまで、開発のこだわりについて伺ってきました。開発者のお二人のこだわりを聞いて、パチンコデビューを決心した方もいらっしゃるはずです。そんな方に、「e東京リベンジャーズ」を通じてどのような体験を届けたいですか?
やはり『東京リベンジャーズ』の版権の良さやキャラクターの魅力。そしてキャラクターたちが織りなす感動のエピソードや絆を体験していただきたいです。原作の魅力的なシーンに連動したアツい演出を作っているので、パチンコでしか得られない感動体験をお届けできればと思います。
パチンコ面の話をすると、新レギュレーション「LT3.0プラス*」が加えられたタイミングで「e東京リベンジャーズ」が出ることになったので、想定していた注目のされ方と異なる部分が出てきています。ただ、その状況をふまえても、初めから思っていた「新規ユーザーを増やしたい」という思いは変わらず実現できましたし、伝えられる機種になったと思います。「LT3.0プラス」の比較が入ったなかで、より我々開発者の思いも届けられるとうれしいですね。*LT3.0プラス:ラッキートリガー3.0プラスの略称で、スマパチ向けに出玉性能や突入率の制限が緩和された新基準です。従来よりも出玉期待値が倍増し、ゲーム性の幅も大きく広がりました。
ーありがとうございます!それでは最後にこれから「e東京リベンジャーズ」を遊技される『東京リベンジャーズ』のファン、そしてパチンコユーザーの皆さまに一言お願いします。
東京リベンジャーズの世界を広げるアイテムが一つ増えたと思っていただきたいです。パチンコを初めて打つ方も、少しの間離れていた方も、「e東京リベンジャーズ」をきっかけに、気軽に触ってもらえるようになるとうれしいです。
原作の良さを出来るだけ多くの人に感じていただきたいので、パチンコをはじめて打つ方でも打ちやすいスペックになっています。パチンコオリジナルのストーリーや映像、セリフも多く用意しているので、注目していただきたいです。原作ファンの方にもしっかり満足してもらえる仕上がりになった自信があります。ぜひ新しい体験を味わってみてください!
ー若者のあいだで大ヒットした作品だけに、『東京リベンジャーズ』のファンは若年層が多い印象です。一方で、パチンコのユーザーは中年層が多いと伺っていますが、このギャップについてどのように捉えていますか。

『東京リベンジャーズ』は週刊少年マガジンで連載されていたこともあり、30〜40代の男性にも人気があるコンテンツです。この層はパチンコのメインユーザーにあたるので、よいマッチングが生まれることを期待しています。ただ、パチンコに限らず、多くのヒット商品やトレンドが若者から拡がっていますので、若年層に支持されているコンテンツの使用によって、新規ユーザーが増えることも期待しています。
遊技人口を増やしたいという思いがあるのですが、叶えられる可能性のあるコンテンツに出会うのは難しいものです。だからこそ、『東京リベンジャーズ』では新規ユーザーの獲得を目指さなければならないという想いを持って開発し、新規・既存どちらのユーザーにも満足していただける機種に成り得たかなと思います。パチンコを初めて打ってくれた『東京リベンジャーズ』のファンの方々に出来るだけ楽しい時間を過ごしていただけるように、荒すぎない設計にこだわりました。とはいえ、玉が出ないことにはパチンコの面白さも伝わらないので、初心者には安心してもらえる設計でありながら、パチンコに慣れている方にも満足してもらえる仕様を目指しています。