涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2025.03.11

 先日、小学校時代の同級生のおじさんと飲んでいると、そいつがかつての卒業アルバムをタブレットに入れており、「おもしれーな!ちょっと見せてくれ!」と記憶はすっかり昭和59年の40年前にタイムスリップ!!

どれどれ6年3組は、、、と自分自身を探してみると、丸刈りでタンクトップに短パン、、、だったら面白かったのですが、やや長めの髪をなびかせラコステのポロシャツを着ている完全な都会の「おぼっちゃま」スタイルの私が。。全然面白くありません。。確かに、真冬でもタンクトップに短パンという健康優良児スタイルのお友達はクラスに1人はいましたが私は、

「冬は縄跳びが当たると痛い」

という理由で、昭和でも最先端の長ズボンを履いていましたね。逆に52歳の今、1年の半分以上は短パンで過ごしていますから、人間変われば変わるものです。その飲んでた友人はクラス毎の集合写真を眺めながら、

「3組の◯井さんと1組の足◯くんは中学時代、童貞と処女のまま付き合い始めて、今でも幸せに暮らしてて高校生の子供が2人いる。」とか

「2組の林◯くんは開成行って京大行ったんだけど、今はなんと関西の酒蔵で日本酒を作っているんだよ。」とか、

「3組の北◯くんは芝中行って九大行って博士になって、なんか宇宙の研究してるらしい。」とか、

「5組の◯竹さんは麻薬の運び屋をやって捕まって6年入ってて、出てきた時は浦島太郎状態でカラオケのデンモクが珍しくて、1曲も歌わずずっといじっていたらしい。」とか、とんでもない事情通。

ならば「私の初恋の松◯さんは今、何をしているの?」と尋ねたところ、「松◯さんだけは分からない。。」と残念な応えが。。子供時代はそうでもなくて、成長とともに盛り返して美しくなったり、カッコ良くなったりする人はよく居ますが、松◯さんの場合は違います。もう12歳で完成型。確実に20年30年先も美しさが保証されている美貌の持ち主。性格もちょいキツめで当時からM男の私をゾクゾクさせてくれた記憶があります。

何より彼女のお母さんがとてつもなく美しくて、授業参観の時に現れた松◯さんのお母さんに教室全体がざわついたという記憶があります。私がアイドルとかキャワいい系に全く興味がなく、昔から成熟した大人の女性が好みというのも、辿ればそれがきっかけなのかもしれませんね。

たまたま住んでいる場所が近くて、たまたま同じ小学校に通ってただけって人達が、皆それぞれ色んな人生を歩んでいるってのが面白いですよね。私もまさか歌手になるなんて思わなかったし、頭の中身は中2のままなのに2人も子供育てて、それがもう社会人になってるんだから。

博士になった北◯くんの家には、学校帰りによく寄らせてもらって、北◯くんが塾までの間ファミコンをやってたような記憶がある。お母さんもいつもおやつを出してくれて可愛がってくれたっけ。みうらじゅんさんの定義によると

『「親友」という字は「親」とも「友」達って書くから、それくらい親と仲の良い人の事を言うんだ。』

とおっしゃられていたのですが、そういう意味では北◯くんはもう卒業以来40年あっていないけど「親友」ということになる。そんなことをあの卒アルが思い出させてくれた52歳の春。基本未来を語りたいタイプですが、たまには過去に思いを馳せるのもいいですね。

まあ、そんなわけでまた来週!!!

この20年続いたコラム、来週でホントに終わりです!明日は記念の公開ラジオもありますんで、来られる方々はよろしくお願いします!!