涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2025.02.25

 つい最近、年が明けたと思ったらもう2月も終わりですね。おじさんになるにつれて年々時の流れが早く感じます。

あの「永遠に夏休みは終わらない」というちびっ子時代の感覚はとうに無く、同じ様なことを繰り返しては日々が過ぎていき、気付けば2年、3年の月日が流れていきます。こんなに恵まれてるのに「なんかつまんね〜なぁ」なんて思ったり、、、男の更年期なのかもしれません(笑)。ですが、50代ともに頑張っていきましょう!!

おじさんとは違い、ちびっ子の頃は毎日起こること全てが新鮮で刺激的。先日のバレンタインデーでちびっ子の女の子から素敵なお便りを貰いました。

「わたしは、今、反こうきでお母さんに反こうしてしまいます。家出を考えています。亮さんのむすめさんも反こう期はありましたか?いい方法があれば教えてください!」

なんて質問でした。

良いねぇ〜。分かるわぁ〜。あの頃は何かしら何にでもムカついていたっけ。。でも振り返ってみれば、俺って全く反抗期無かったです。圧倒的に威厳のある父上が恐ろし過ぎて反抗どころでは無く、たまに母親にイラついた態度を示すくらいだったでしょうか。思えばアレが反抗期だったのかしら。そこにドラマは何もありません。

親が子育てでイラつくのって、子供が想定外のことをした時とか思い通りに動いてくれないからイラつくのであって、親にも余裕が無いから揉めるんですよね。

だから

「その年ごろはイラつくのは当たり前」だということ「自分自身が反抗していることをイヤだと思っているなら大丈夫だ」ということ「もっと大きくなってホントにやりたいことを親が認めてくれないなら必死に戦わなければならない。それが本当の反抗だよ。」と、おへんじしました(パパがちょっと知り合いなので連絡先を知っていた)。どんな大人に成長するのか楽しみです。

うちも長女は一回家出したり、反抗期的なのもあったなぁ。次女は自閉傾向と学習障害があってとにかく普通に成長してくれと願うばかりで特に反抗期的なのはありませんでしたが、療育とか学校の問題とかとにかく大変でした。私の同級生にも真剣に子供のこと考えて頑張って生きているのに、

「登校拒否みたいになっちゃって今スゲー大変なんだよ。どうしていいか分からない!」

みたいなヤツもいる。運とか周りの環境とかもあるし、まあウチも色々あったけどなんとか真っ直ぐ育ってくれて良かったです。「子育ては親育て」とかいうけど、ホントそうですね。その最中は地獄ですが、まあ振り返れば全部笑い話ですよ!



そんな中、この前久しぶりに20年前にツアーを一緒に回っていたダンサーだったヤツから連絡があり「坪井くんがライブやるみたいですよ!」なんて言われて、仲良しおじさん連れだって渋谷のクラブに行ってきました。クラブなんて何年ぶりかしら。。

キックのリトルくん主催のイベントだったのですが、出てる人たちが皆んなアラフィフで、当時我々も出させて貰った池袋のイベントの記憶が蘇り激アツでした!お客さんも当時を懐かしむ様な年齢層高め。

皆んな何かしら仕事をしている中で、その合間でアラフィフなのにゴリゴリラップしてるんです。一緒に見に行ったナムはもう辞めている。今の仕事も生活もある。安易に誘うことはできないです。でもその日に出てた人たちはまだやっているんです。もうグッと来るというか、なんというか泣けました。ああやってまだ現場に立っている人たちが眩しくて、私も音楽で食えてこんなに恵まれてるのに「なんかつまんね〜な」とか言ってる場合じゃないな、、、なんて思って刺激を貰いましたね。

あの日の光景をまた思い出してきた。俺も今やれることやろう。

という事でまた来週!!!