2025.01.21
結婚前の同棲は「アリ」なのか?「ナシ」なのか?
私的にはアリ。離婚率もバカ高い現代、まずは同棲によるお試し期間で、お互いの「合う」「合わない」を少しでも知っておいた方が良いと思うからだ。そもそも
「食い物も違う、教育も違う、経済状況も違った全く違う環境で育った他人同士が合うワケが無い」
という考えだからである。そりゃ最初の血迷ったラブラブの時期は「僕らは愛しあっている。周りの反対する奴らは全員敵だ。」みたいな感情になるのかもしれませんが、時の流れで確実にその魔法は解け、育った環境の違いによる違和感が出てくる。
なんでこんな話になったのかというと、先日、うちの長女と彼氏が家に来て、
「結婚を前提にお付き合いをしているので、二人で同棲のお許しを頂きにきました。」
なんて来たからである。
「お、おう。それは君たち二人が決めることだから、好きにしなさい。」(私)
なんてことがあって以来、2回食事もして結構話もした。彼もなかなかのナイスガイだし、まあ私の教育を受けて育った娘なので、人を見る目はあるのではないかと勝手に思っている。
彼がもう少し大酒飲みで、うちでべろべろに酔っ払ってリビングでうんこ漏らしちゃうような男だったら、私的には更に好感度アップなのですが、まあそれはこれから少しずつ本性を暴いていきたいと思います。娘がまだ向こうのご両親に挨拶に行ってないようなので、それはさっさと行ってきて欲しいです。
そんな二人を見て、自分の過去を思い出した。アレは確か26.7年前、
「お嬢様と結婚を前提にお付き合いさせて頂いております!」
なんて長崎県のとある村のご両親に挨拶に行った。当時、製薬会社の営業をしていたのですが、仕事を聞かれその話をすると、
「民間かぁ、、、」
みたいな事を言われて、何のこっちゃ分からず、後でどうやら普通の会社の事を「民間」と呼ぶらしい事を知った。その村では、伴侶を迎えるならまず公務員が一番。その次が自衛隊。そして小松電子が続く。お義父さんももちろん県庁勤めのバリバリの公務員だった。
大都会東京で育った私は身近に公務員の人を見たことがなかったし、まあ、学校の先生とか区役所の人とかは公務員なんでしょうけど、ホントに身近な親戚や知り合いに公務員の人なんて居なかった。お義父さんとコタツに入っている時、ふすまに貼ってある日本地図を見て、
「りょーさん、これからの日本はどうなると思うかね?」
なんて聞かれた時は度肝を抜かれました。「そんなこと考えたこともねーよ。」と内心思いながら苦笑いを浮かべることしかできなかった(決して悪口ではない。文化の違い)。
その1年後、私は同棲をする事なく、結婚して初めて夫婦で一緒に暮らしはじめる。
やがて子供が産まれ、片パイで母乳をやりながらドラクエを一日中やってるヨメを見て、
「コレで良いのだろうか。。」と思い、
更に子供が成長し、教育問題でも食い違いが出てくる。
「中学なんてその辺の近くでいいじゃない。そこで勉強できれば良い高校行って、ダメなら普通のとこ行けば良いでしょ。」
なんてヨメは言うのですが、都心は違う。学校も死ぬほどある。地方は勉強のできる子は公立に行くが都心は私立に行く(人が多い)。別に勉強が出来なくても経済的に余裕があれば私立に行く場合も多い。良い大学に行って欲しいとかではなく環境を整える為だ。
うちの下の娘は自閉傾向が強く学習障害もあった為、荒れた公立に行ったら虐められそうだし、中卒になってしまう可能性がある。「付属の中学に入れば高卒の資格が取れるんだよ!」と言っても、やはりヨメはピンときていなかった(悪口ではない。文化の違い。子供を産んでくれたことにも感謝している)。結局、塾の送り迎えとか夜の弁当とか私が全部やった。本当に大変だった。
ヨメの実家は共働きで、私の家は専業主婦の母がいた。どちらが良いとか悪いとかではなく、コレもまた子供の成長には違いが出そうだ。そんな環境の違いがありつつも、田中家は結婚26年、子育てもひと段落し何とか幸せに生きています。振り返れば、俺もヨメも子供達も皆よく頑張りました!
そんなわけで色々書きましたが、結局何が言いたいかと言うと、前にも書いた通り、
「違った環境で育った他人同士が合うわけがない。まずはそこを理解して結婚はスタート。」「相手をよく知るために『婚前Do棲賛成』!」
と言うことです。まあ、最終的にはお互い優しい人が一番だよ。娘と彼氏も仲良く幸せに暮らして欲しいな。親としてはそれだけかな。
と言うわけで、色々書きましたがまた来週!!!今週もそこそこ頑張っていきましょう!では!