2024.11.26
本日、「良い風呂の日」または「良い二郎の日」つまり「11月26日」を持ちまして私、田中亮、恥ずかしながら52歳を迎えました。
恐らく人生の折り返し地点はとうに過ぎておりますし、平安時代ならとっくに死んでいる年齢です。健康な身体に産んでくれた両親、家族、友達、応援してくださるファンの皆様に感謝いたします!
見た目も年齢も本物のおじさんですが、残された時間も自分らしく、世の中に少しでも役に立つような生き方をしていければと思います。相変わらず頭の中身は中2で止まっておりますので、コレからも変わらず、オリジナルメロディーに乗せてチン◯マン◯を連呼しながら華麗なスキップでネオン街を駆け抜けたいと思います!!
それにしても、、いやぁまいったな〜。ホントに50代って来るんですね。こりゃ60代もあっという間だな。。先週届いた「ねんきん定期便」にもため息。。呑気に25歳まで学生してたのと、サラリーマンやめて国保の期間が長かったのも致命的。
52歳、ちょうどサラリーマン時代の同級生もリストラ世代。退職金を多めにもらって絶賛無職中の友人も何人かいます。
60歳まで音楽業界に残れるほど世間も甘くないし、パソコンも苦手、パワーポイント(っていうのかな?)も使えないおじさんを雇ってくれる会社もないことでしょう。そんな中、10年後の人生を考えて、どっかに無くしたままの薬剤師免許を夏に再申請していたのですが、それがついに届きました!
体を動かす仕事の方が良いと思ってドラックストアの棚卸しでもしようかと思ってたのですが、立ち飲み屋で知り合った調剤薬局の若社長が、
「良かったら将来、うちでバイトしませんか?」
なんて言ってくださったので、それに乗っかってお世話になることにしました。既に保健薬剤師の申請書も書いていただき、書類上はバッチリなのですが、なんて言ったって22年ぶりの調剤薬局です。まずは見習いということで見学させて頂きました。
当時はいやらしい音を立てながらヘラで軟膏を混ぜ合わせ(トルコのアイスクリーム屋みたいに)、軟膏瓶に綺麗に詰めるのが得意技だったのですが、なんかもう機械化も進み、もはやそんな技は必要ありません。。
この25年で数々の新薬も登場。「コレなんですか?」の浦島太郎状態。
あと問題が最近話題のジェネリック(国が医療費を抑えるための値段の安い特許切れの後発品)が私を苦しめます。処方箋に薬の一般名が書かれるようになり、見てもそれがなんの薬か分かりません。
「レボフロキサシン(一般名)ってなんでしたっけ?」(私)
「いわゆる『クラビット(商品名)』のゾロですね」(業界ではジェネリックのことを後から後からゾロゾロ出てくるので『ゾロ』と言う)(社長)
「あ〜あ、なるほど!」(私)
「コレクチム軟膏ってステロイドですか?」(私)
「いや違うんです。3.4年前に出た薬で、田中さんの時代には無かったやつですね!」(社長)
「見たことないです!シラねぇっす!!」(私)
「デサレックス5ミリを2週間分取ってきてください。」(社長)
「へい!!」(私)
どこだどこだどこだ!
マジでどの棚にどの薬があるのか全く分かりません。本当に私という人間は使えない男です。。自分がイヤになってしまいました。本当に使えないおじさんがただ邪魔をしにきているだけの様相。社員の皆さん申し訳ありませんでした!
また患者さんもお会計の時、
「PayPayで!」
とか言ってんですよ。マジかよ。PayPayってコンビニだけじゃねーのかYO。。カードの患者さんもいるし、まだやり方も分からないので恐ろしくてレジに立つことも出来ません(笑)。あれだけ複雑な支払いをさばくコンビニの店員さん、マジで尊敬する!!
そんな感じで、音楽を引退した時の老後のボケ防止活動の準備が始まったわけですが、まだまだ先は長い。。今、私にできることと言えば、患者さんに元気にご挨拶してお出迎え、そして暇な時にはウイットに富んだジョークで職場を和ませることくらいでしょう。
でもなんか、慣れない新しいことをするって楽しいわ。そんな感じの1週間でした。50代になると何かと新しいことをするのにも億劫になりますが、皆さんもトライしていきましょう!!こういう普段とは違うことをしていると、歌詞のネタにもなるし、気分転換にもなるので、暇を見つけてはちょくちょく店に出ようと思います。
ではまた!!!