涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2024.11.19

 先日、家族ぐるみで付き合いのあった小学校のママ友とその子供たちで久々に飯を食いました。

今は引越しされて会うのは13.4年ぶり。時が流れるのは早く、長女と同い年の子はすでに社会人3年目。社会で揉まれているのか、すっかり大人びて敬語で喋るようになり、ちびっ子時代のヤンチャさも無くなっていて、寂しいような嬉しいような不思議な気持ち。

そんな中、末っ子で当時一番小さかった(7歳)郁弥くんという子がビールをグビグビ飲んでいて、

「おいおい!お前はまだ飲んじゃダメだろ!」なんて言ってたら、

「もう二十歳なんですよ。」

言われて2度ビックリ。子供の成長はホントに早いですね。コレから更に社会に揉まれ、疲れとストレスを酒で癒し、我々のようなボンクラおじさんおばさんになっていくのでしょう。。



終電の為、帰り始めたメンバーもいたので、私は飲み直そうと家の近所のバーへ。そこに地元のおじさん達が居たので、

「いやぁ、〇〇さんところの〇〇ちゃん、すっかり大人になっててビックリしちゃいましたよ。兄妹全員酒飲みで、アレは将来、酒乱一家まっしぐらですね!」

なんて、先ほどの話をしていたら、子供の小学校のPTAおやじの会でも一緒だった和田さんが、

「そういえば、亮くん、この前、五反田のガールズバーに行ったらさ、冬美(仮名)が働いてたんだよ。」

なんて言うんです。

「マジですか?!」(私)

冬美(ふーちゃん)とは、コレまた近所のPTAのおじさんの娘。私の次女と同級生で元気いっぱいだった女の子。

「(我々の目の届く)蒲田ならまだしも、、大都会、五反田ですか。。都会は悪い人多いからなぁ。悪いスケベオヤジとかに騙されないと良いんですけど。。それは心配ですね。」(私)

「心配ですね。ふーちゃんがどんなところで働いているのか、一度見ないといけませんね。」(ボンさん)

「行きますか?」(和田さん)

「行きましょう!!!和田さん、店に電話して!」(私)

、、、、、、、(電話)、、、、、、、、、、

「確認取れました!出勤中です!行こう冬美の元へ(「行こうラオウの元へ」と同じイントネーションで)。タクシー呼んで!!」(和田さん)

近所のバーを出ようとした瞬間、コレまた近所の原さん(24年間ヨメを抱き続ける男)が店に入ってきて、

「あら皆さんどちらへ?」(原さん)

「あ、原さん、大変なんです。ふーちゃんが、もしかしたら騙されていて、五反田の店で働いているんです。」(私)

「なんですと!!それは大変!行かないと!スケベオヤジがふーちゃんの手とか握ってたら、俺、ぶん殴りますから!」(原さん)

タクシーで約20分。五反田遊楽街入り口の吉野家で下車。

次々に押し寄せる呼び込みの波を「ア〇ルやってる?」の魔法の呪文でクリア。その店のボーイさんの案内で店に到着。

店に入ると、、、居ました。ふーちゃん!私とは久しぶりの再会です。子供の頃から知っている近所のおじさん達の登場に、

「マジかよ、、やめてよ、、」的な苦笑い。

調査開始!

ガールズバーということもあり、女子達はカウンターの向こうにいておじさんとの接触もなく安心安全◯。

カウンターの客層をチェック。反社っぽい人もおらず、穏やかそうな単身のおじさんが会話を楽しみに来ている風。◯

どうやら店のオーナーは性的マイノリティーの方で、セクハラ、パワハラなどの行為は一切ないとの事。◎

メニュー。ドリンクは蒲田の倍×

ふーちゃんを含め、3人のギャルが我々の前に付きましたが、話を聞いてみると出身は山形、佐賀、うちの近所。飲み屋の女の子は六本木、西麻布、渋谷など、都心ほど地方出身者が多い。蒲田の飲み屋だと大体羽田寄りの地元か川崎の女子が多い印象。

「私たちも1杯飲んで良いですかぁ〜」(ふーちゃん)

「良いんだけど、このテキーラ1杯2000円って蒲田の倍じゃねーか(笑)蒲田の女の子はドリンクのバックが安くて100円とか200円だって言ってたけど、ココは大丈夫なの?お酒は体にも悪いし、バックが安いならおじさんがお小遣いあげるから飲むの止めなさい!」(私)

「ココは大丈夫です!頂きまーす!!」(ふーちゃん)

なんて事を数回繰り返しましたが、見たところ安心安全で楽しそうに働いていたから良かったです。本人の明るい活発な性格もこの職に向いているかもしれません。どんな仕事をするのも本人の自由だし、本人が楽しければ良いのですが、やはり小さい頃から知っているおじさんたちとしては、世の中には悪い大人もいるので心配してしまいます。おやじの会元会長としては店に行かざるを得ませんでしたね。

もしかしたら本人も(近所のおじさんが来るのは)イヤだったかもな、、なんて思っているうちに1時間ワンセット終了。彼女達の延長コールが起こる中、

「今回は(ふーちゃんが)安全な店で働いているかの調査目的の入店だから。ていうか、そもそもなんで知り合いの近所の娘と金払って飲まなきゃいけないんだYO(笑)!!勇気ある撤退!!!」(私)

「じゃあまた!」(和田さん)

「和田さんまた!りょーさんもまた来てね!!バイバーイ!!」(ふーちゃん)

「来るかボケ(笑)!」(私)



帰りのタクシーでは、

「あの子はもしかしたら、あの世界で大きくなるかもしれませんね。」(ボンさん)

「確かに。。」(私)

「まあ、体を壊さない程度に頑張ってほしいよね。。」(和田さん)

「全くですね。」(一同)

と、いつまでも近所の子供達の成長を見守っているおじさん達でした。



(結論)

子供の成長は早い。。