涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2024.07.30

 先週はコラムをすっ飛ばしてしまい、大変申し訳ありませんでした!

沖縄より戻っております。東京に戻ってからもしばらくお尻から変な汁しか出ず、寝込んでおりました。最近の猛暑でやられたんだと思います。。

東京も異常な夏の暑さですが「コレは体力を付けるチャンスだ!」なんて真っ昼間に走っていたりしたんですが、コレが良くなかったです。なんだか頭にずっと熱がこもっているみたいな感じで不調が続きました。ですが、なんとか沖縄のライブも無事に終えて良かったです。

最近の研究では「脱水に伴う熱中症は数日単位で蓄積される」ということが分かったそうです。外に出る必要がない方々は、冷房がギンギンに効いた部屋でしばらくは大人しくシコって寝ていましょうね!!ホントに今年の夏はどうかしてるZE!コレからの地球と子供達の未来が心配です。。



そんなわけで沖縄の皆さんは相変わらず暖かかった。我々のあの超絶ダサいアルバムジャケット、「ケツノポリス」を24年前にリリース。インディーズで初めてライブしに行った沖縄。

「もう2度と来れるか分からないから、アルバムのジャケットを取りに行こう!」

と、当時の使い捨てカメラ「写ルンです」を片手に、

「どうやら首里城という名所があるらしいからそこのテッペンで撮ろう!」

なんて意気込むも、超絶二日酔いで首里城「第一の門」までしかしか登れず、そこで撮影。あれから24年で13枚目のアルバム。もうコレだけAIやらCGが発達している時代、いくらでもカッコいいアルバムジャケットは作れるはずなのですが、いまだに首里城へ行き、観光客の皆さんの行列が少なくなった瞬間に、

「へい!今だ!今がチャンス!並んで〜!!はい、チーズ!パシャ!」

なんて、相変わらず1分で撮影を終えております。日帰りで行った時も何回かありました。アルバムジャケットの撮影やライブやらで、もうおそらく50回以上は沖縄に行っていると思います。もうコレは「我はうちなんちゅう」と言っていいでしょう!

1枚目のアルバムの時、インディーズで世の中的にも全くの無名の時代でしたが、何故か沖縄のタワーレコードからバカ売れしたのは、「首里城のジャケット」で地元民と思われて、うちなんちゅうの皆さんが応援してくれたからだと思います。

周りも我々のことを勝手に沖縄人と思っていましたから、説明するのも面倒なので、飲み屋では

「領収書は田仲で、たなかの『なか』はにんべんの『仲』さぁ〜!」

なんて言っておりました。沖縄の皆さん、本当にありがとうございます!!!

今回初めて「沖縄コンベンションセンター」というところでやらせて頂きましたが、イベンターの方に聞いたら、沖縄で一番歴史のあるアリーナだそうです。安室ちゃんの最後のステージもそこだったらしいです。そんな会場でやれるのは光栄で幸せなことなんですが、やっぱり沖縄は野外でやりたいですよね。

で、昔いつもツアーのファイナルをやっていた宜野湾海浜公園野外劇場ってところが、今回の会場のすぐそばだったのでおじさんぽで見に行ったところ、、、まだ更地でした。

嘘でしょ!

確か21年に「老朽化でぶっ壊す」なんて言ってて、今年辺り完成してギリギリやれるかどうかかなぁなんて思ってたんですが、まさかの更地とは、、、、入札で揉めてるのか、ただただ「のんびりうちなータイム」が流れているのか、、真相は不明ですが、我々の引退が先か、宜野湾野外の完成が先か、、なんとか早めの完成をお願いします!!



沖縄ではツアーの全体打ち上げもありました。全国のイベンターの皆さん、普段からツアーを一緒に回っている様々な部署の皆さん、いい酒が飲めましたね!本当に皆様のおかげです!我々は本当に運とご縁に恵まれたグループです。コレからも決して目立たず、驕らず、怠らず、常に日陰を選んで歩き、隙間産業の極みを実践しつつ、細々と長くやれるように頑張りたいと思います。

全体打ち上げも終わりました。が、なんとまだ1箇所残っていました。代々木第一体育館の追加公演だって、、いらねーよ!そんなの!!何が追加だYO!と怒りで発狂しそうになりますが、決まっているものは仕方がありません。チケットを買ってお楽しみにしてくださっている方々もいます。その方達に

「このおじさんたち、、まだやってるんだ、、、」

と、呆れさせると同時に、

「じゃあ、私ももう一踏ん張りしよう」

と、希望を与えられるような、そんなツアーファイナルにしたいと思います!

ではまた来週!!!