2022.06.21
大阪へ行ってきました!
全国ツアーだと言うのに1ヶ月ぶりのライブです。
コロナの余波で会場が取れない為、月1位しかライブが無いんです。
おかげさまで今回も初場所気分。
ドキのムネムネが止まりません!
通常、大阪に来れば、ア〇ル専門店で体感を強化→たこ焼きでカロリー注入
→その後、朝まで船釣りして忍耐強さをアップ→飲酒で眠っていた肝臓を叩き起こす→リハーサル
→本番までのお昼寝でHPを回復→本番で爆発させる!と言うのが私のルーティーンなのですが、
今回のツアーは期間が開く分、毎回初場所気分で余裕がありません。
「ここのイントロはやっぱり8小節に変更になりまーす!」とか、
「映像のあそこの所が無しになりまーす!」とか、
「あそこの間奏のところは真ん中からではなくて下手からはけてくださーい!」とか、
もう記憶力の低下したおじさん達には覚え切れない事ばかりで、バタバタ続きです。
今回のツアーは多分ずっとこんな感じで続いていくことでしょう。
昔、25年位前のクラブとかでやってた頃は、
始まる直前にビール飲みながら「どうする?」ってメンバーでやる曲決めてたのに、
もう今は映像もガッツリ作って頂いてるし、
曲順変えたらダンサーの皆んなのお着替えタイムも足りなくなって「チンポコ祭り」になっちゃいます。
アリーナも小さいクラブもどっちもいい所ありますけど、
今はまだ、ギリ大きなところでやれてるんだから懸命にやるしかないでしょう。
でも良い事もありましたよ。
今回のツアーから世の中の流れに合わせて、多少「飲みに行っても良い」って事になりました。
街のパトロールにも行きましたが、もうミナミの街は通常営業ですね。人で溢れていました。
日曜日の夜はダンサーを交えての打ち上げが出来て良かったです。
顔と名前となんとなくキャラも分かっていないと、一緒に出てても気持ち悪いですからね。
でもまだ2カ所目なので名前と顔がなかなか覚えられません。
ダンサーの皆んなの顔写真と名前が入った紙を1日1回見ているのですが、
特に女子はなかなか覚えられません。
最近まで広瀬アリス氏と土屋太鳳氏の区別が付かなかった私ですから、
特に女子はバッチリメイクしたりすると、もらった写真と違ったりするから難しいんです。
おじさんになるとアイドルの娘達の見分けが付かなくなると言いますが、
それも多少影響しているのかもしれません。
それでも男子ダンサーは全員覚えましたよ。
私、ツアーとは別件で「甘えんボーイズ」ってグループを組んでいるんですけど
(*「甘えんボーイズ」とは、年齢的にも社会的地位もそれなりになり、
皆を引っ張らなければいけない立場だと自覚し、普段は無理をしてしっかり者を演じているが、
その実態は「ママの膝枕で眠りたい」とか、本来男子が持っているであろう甘えん坊気質を
「熟女クラブ」にて存分に発揮する「お母さん、大好き!」と胸を張って言えるマザコン団体である)、
ある日、ダンサーの若者がケータリングを食べていると、
「あ〜あ、お母さんのご飯が食べたいなぁ。。」
なんて漏らしたんです。
そうかぁ、コイツは田舎から出てきて、夢持ってダンサーして、、一人暮らしで寂しい思いしてるのかぁ。
そうだよなぁ。たまにはママのご飯食べたいよなぁ。。なんて思って話をしてたら、
「え、りょーさん、オレ実家ですけど。。」
おいおい!!毎日食えるじゃねーか!!ぶったまげましたよ。呆れると同時に、
「お前、もしかして、、、『甘えの才能』あるんじゃないの??!!ちょっとちょっと!!」
慌てて、現「甘えんボーイズ」メンバーを呼び出します。
「参りましたねぇ。。思わず『(実家で毎日食えるはずなのに)お母さんのご飯食べたいなぁ。』はマズイですね。
とんでもない原石見つけちゃったかもしれません!!」(現メンバー)
「ちょっと、、コレは、、もしかしたら新しいダンサーの中にも逸材がいるかもよ?
オーディションしないとマズイよね?『2代目甘えんボーイズ』オーディション。」(私)
「そうですね。」(現メンバー)
「でもそんないきなり全員(熟女クラブへ)連れて行けないからなぁ。。」(私)
「じゃあ一次は筆記試験にすると言うのはどうでしょう?」(現メンバー)
「あ、それ良いじゃん!じゃあタイトル『おかあさん』で400字詰原稿用紙に作文を書いてもらおう!」(私)
(←本来ダンサーの仕事ではありません!ホントにごめんなさい。だから俺、パワハラって言われるんだな、、、)
と言う事で早速、筆記試験開始!!制限時間30分、持ち込み禁止
(ただし、スマホのお母さんの写真だけは所定の位置に置くことは可)
試験終了!!
答案回収です。
俺、冗談と言うか、軽いノリでお願いして、、
どれどれ〜、なんて軽い気持ちで答案をチェックし始めたんですけど、、
もうなんかダンサー男子たちの「お母さんへの熱い思い」がビッシリ原稿用紙に書いてあって、
コレは「俺も真剣に向き合わないといけない」って赤ペン持ち出して添削し始めたんですけど、、
皆んなのそれぞれの「お母さんの思い出」とか「今だからこそ言えるありがとうの気持ち」とか
本当にそれぞれの言葉で書いてあって、本番前に読みながらむせび泣いちゃいましたよ。
そんな原稿用紙1枚1枚を、彼らの顔を思い浮かべながら読んだので、
男性ダンサーの顔は覚えたってワケです。
「先生、感動しました。恥ずかしいかもしれないけど、もしチャンスがあったら、
お母さんにも見せてあげてください!」(私)
なんて言って、答案返却しました。
まあ、こんな感じでツアーを続けていきたいと思いますので、
どこかで来れるチャンスがありましたら是非!!!
2週間後はさいたまスーパーアリーナでお待ちしてます!!
では!!