涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2022.06.07

 先週末は久々に小学校時代の同級生と飲みました。

小学校の同級生と小学校の同級生がやってる小学校の近くの居酒屋で飲むという

38年ぶりの時空を超えた飲み会です。



その数日前、今も家が近くてよく飲むその中の1人エノくんが、

「りょー、水野って覚えてる?」なんて聞いてきたんです。

水野くんと言えば、確か目黒の雅叙園マンションに住んでて、

小1.2年の時のクラスが一緒で、俺もその時目黒に住んでたからバスでよく一緒に帰ってて、

家にも遊びに行って、「あら、りょーくんいらっしゃい!」なんて、ママがおやつ出してくれたり、

俺にもスゴく優しくしてくれた記憶がいまだに残ってるんです。

なんて話をして、

「あの水野くん?」(私)なんて聞いたら、

「そう!」(エノくん)

「え〜!どこで繋がったの?!」(私)

そう我々が生きてきたのは昭和、つまり携帯もメールもパソコンもないおじさん世代。

親同士がものすごく仲が良いとか、本人同士が連絡を取り続けていない限り消息不明になります。

区立の小学校でしたが、バス電車で通う生徒も多く、家が近所でなかったり、

半分以上は私立に行く(都会あるある)ので、一度疎遠になると大人になってから再会する確率はかなり低いんです。

そんな中、エノくんがたまたまとある舞台を見に言った際、

公演のパンフレットを見ていたら出演者の名前に水野くんの名が。

下の名前が特徴的だったので、「まさか、、」と思いつつ舞台を見てたら、、

「コレは水野に間違いない!」と確信し、公演後話し掛けて今回のプチ同窓会に繋がったのでした。



あの水野くんは舞台俳優になっていましたよ。

38年の時の流れは重く、お互い敬語です。

特に水野くんだけはホントに38年ぶりだったので、

「すみません。。ホントに顔と名前が一致しなくて、、なんとお呼びすれば良いでしょうか?」

と、かなりガードが固め。

すると、今回の同窓会の会場だった居酒屋の店主安達くんが、

なんと小学校の卒業アルバムを用意してくれていました。

過去の写真を見ながら、

「コレ、オレオレ、6年3組、田中」(私)

「、、、、、、あーーーーーー!!!!りょーくんじゃないですか!!」(水野くん)

途切れた記憶が再び繋がり始めます!そこにいた全員の作文をチェック。

水野くんの作文タイトルは「出会いと別れ」(的な感じだったと思う)

その中には、3年生になる時のクラス替えで

「田中くんと〇〇くんと離れ離れになってしまった事がとても悲しかったです。」的な事が書いてあって、

「なんだよ〜、ヤメロヨ〜、恥ずかしいじゃねーかよ!!、、って言う割には全然覚えてねーNA!」(私)

などと、昔話に花が咲きます。



10年20年では分からないかもしれませんが、38年ぶりに見る小学校の卒業アルバムはなかなかシュールで面白いです。

皆さんもおじさんおばさんになった時に是非試してくださいね!

作文の最後にはクラスメートランキングなどと言う残酷なランキング表も載ってましたよ。

「面白いランキング」「美人ランキング」「足が早いランキング」「頭が良いランキング」などなど、、

俺も何かにランク入りしてないかしら、、、

どれどれ〜?と注意深く見てみると、ページの一番下左隅に、

「すぐぶつ(キレやすい)ランキング」に堂々1位のランクインでした!、、、、、

こんなもん載せんじゃねーよ!!



そのまま白金高輪から五反田まで歩いて、

水野くんがまだ結婚してないから「嫁探しだ!」なんて熟女キャバクラに行ったら、

「俺は若い娘の方が良いんだ。」なんて言われて、

「アホか!お前、自分の年考えろ!!」

なんて結局、私の地元のバーに連れてきて、38年の時を埋めるべく楽しい時間を過ごしました。

あの優しかった水野くんのお母さんは3年前にもう亡くなられていて、

自分もそういう年になったんだなぁとしんみりした気持ちにもなりました。

まあ、そんな感じで楽しい週末でした。

7月にやる中野の舞台はみんなで見に行くからその時また会おう!!頑張ってくれ!

ってな感じでまた来週!!!!