涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2022.05.24

 先週、全国ツアーが始まったのですが、次のライブは1ヶ月後。そうなんです。

また普通のおじさんに戻りました。縁側でお茶を飲み、庭いじり。

今年は町内会の集金の担当も回ってきて、近隣20軒の取り立てに奔走しております。



普段のツアーだと毎週全国に行くのですが、今回は月1ペース。

コレはもはやツアーとは呼べません。

歌手の皆さんもこのコロナ禍でコンサートが中止になりまくりでしたから、

その反動で毎週末に会場を抑える事が出来なかったからです。



会場なんて普段なら大体2年くらい前に予約してますから、いきなり「やらせて!」と言ってもやっぱり無理なんですね。

それでもチケットの払い戻しもせず、お利口に待ってくださるお客さんが大勢いらしている事に感激の涙が止まりません!

ありがとうございます!



今はただ、アラフィフのおじさんの日常です。。

今日も週2で行く近所のラーメン屋さんの11時開店目掛けて店に行ったら、

店の手前10m誰も並んでなくて「ラッキー!」なんて思ってたのに、

いきなり横から早歩きのカップルに抜き去られて先に並ばれてね。

ココの店長ものすごく丁寧で2杯づつしか作らないから、

「クソっ!2ターン目かよ!」

なんてキレそうになったところで、3歳位の娘をママチャリに乗せたママがピューって来て、自転車降りて、、

「こんなちっちゃい子もいるしラーメン(に並ぶん)じゃないだろうな。」

なんて思ったら、私の後ろに並んできてね。

3歳から娘に店のラーメン食わせるなんて、随分良い教育してるなぁなんて思ったんです。

そしたら、

「あら、りょーさんですか?!」

なんて言われちゃってね。

「誰このおじさん?」(娘)

「ホラ!○ちゃんも知ってるクレヨンしんちゃんのお歌歌ってるおじさんだよ!」

「えー!!」(娘)

「ど、どうも。」(恥ずかしがる私)

そしたら、そのママが結構なケツメイシのファンだったみたいで、

「1月に3人目を産んだんですけど、その時、分娩室で『覚悟はいいか(という曲)』を流してもらって

気合い入れたら無事に出産できました!その節はありがとうございました。」(ママ)

なんて言われてね。嬉しいよね。

こんな私でも日本の少子化に少しでも貢献できたかと思うと感慨深かったです。

違うか(笑)。



このママはヘルパーさんやってるみたいで、

うちの隣の怒鳴り散らす頑固ジジイの介護もやっていたことがあったそうで私と会ったこともあるそうなんですが、

「家の前で話しかけるのも悪い」とそっとしておいてくれたのだそうです。

それでその昔、私が引越しのご挨拶で近隣に「洗剤とラップ」のセットを持って行ったんですけど

、そのジジイの家で彼女がそれを見たらしくて、

「やっぱりラッパーはラップをご挨拶で持っていくんだぁ。。なんて思ったんです。」(ママ)

と、そんなエピソードトークをしてくれました。

ラーメン屋でも娘ちゃんはママの膝にちょこんと座って、

とってもお利口さんにラーメンが出てくるのを待ってました。

可愛かったな。



それで子供で思い出したんですけど、我々のツアーのお客さんもホントに子連れのお客さんが多くなりました。

99年インディーズでデビューして23年。

ファンの方々が当時中学生だとしてもアラフォーですから、ともに青春時代を過ごし、

おじさん、おばさんになったという感じですね。そう思うと感慨深いです。そりゃ年取るよなぁ〜。

今、ツアーの会場でCD売っているんですけど、抽選で「うそで賞」っていうのがあって、

楽屋近くに来てもらって「出待ちして記念撮影する」っていう、ノリでアイドルみたいなことやってるんですけど、

そういえばこの前きてくれた人たちも皆家族連れでした。

でも神戸の2日目、「うそで賞」は3組当選するはずなのに、2組しかな来なかったのはココだけの話だよ。。

この企画、、もうやめた方が良いのかしら。。もう我々もこれ以上傷付きたくないんです。

まあ良いや。。しばらく様子を見る事にして続けたいと思います。

まあ、そんな感じで今週ものんびり行きましょうね!!ではまた!!!