涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2022.02.01

 2022年、、もう2月か。。

また何もしないまま今年も1ヶ月が過ぎてしまった。

コロナで飲み屋も早く閉まるから出歩くこともなく、最近、喋ったのはコンビニの店員さんくらい。

多分東南アジアの青年だと思うんだけど、この彼が物凄く優秀。

夜中にふらっと訪れると、私のタバコの銘柄も覚えててサッと出してきて、

「一つでイイデスカ?」(店員)

「あ、じゃあもう1個お願いします。」(私)

なんて言わせてしまう商売上手。

「キョウハビールはイラナインデスか?(ニヤリ)」(店員)

「あーそうだね、じゃあ買ってこうかな。」(私)

「ノミスギチャダメですよ(ニコ)。」(店員)

、、、、、、、、、、、

なんなんだよお前!めちゃくちゃカワイイじゃないか!

でも考えてみたら異国の地のコンビニで働くってスゴイよな。

俺が南米の言葉も分からないコンビニでいきなり「働け!」なんて言われたら絶対無理ですもん。

それに今のコンビニって、支払いも「なんとかペイ」とか「公共料金」とか「宅急便」とか、

商品売るだけじゃなくて色々あるじゃないですか。

日本人でも難しいし、俺じゃ絶対無理なんですけど、

それでコイツ凄いなと思って「普段何やってんの?」って聞いてみたら物凄い優秀な大学の留学生でした。

エリートだよ。超エリート。

聞いたら、コンビニで働くには日本語検定みたいなヤツがかなり上の級じゃないとダメらしい。どうりでね。

逆に居酒屋とかはそんな高度な級は要求されなくて、店長が「採用!」って言ったら採用してもらえるみたい。

だからコンビニで働けるようになると、同郷の友人たちの間では「お前やるじゃん!」ってなるらしいです。

俺、ちょっとナメてました。ごめんなさい!



大学卒業して国に帰って、現地の日本企業に就職すれば家族丸ごと面倒見れるみたいです。

まあ日本も昔ほど勢い無くなってるから今後は分からないですけど、

明確な「目標」と裏にある「生活と必死さ」に圧倒されました。

うちの娘たちもこういう気合いの入ったヤツと結婚してほしいです。また買いに行くね!!



そんなわけで絶賛無職中の我々ですが、この前、久しぶりに楽曲制作依頼が来ました。

コロナでライブも無し、カラオケの印税も激減。

そんな中、このチャンスは絶対ものにしなければなりません。

コンビニでコクヨのノートと鉛筆を購入。

久しぶりに歌詞を書いているのですが、歌詞の書き方どころか鉛筆の持ち方も忘れてしまいました!

私、日常の生活や家事に追われ本業を忘れておりました!しっかりしろ!

思い出せ!30年前のあの頃を!

趣味でやってたあの頃は、歌詞を書くのが楽しくて、ライブが楽しくて、くだらない韻を思いついてはニヤリ。

ワクワクが止まらなかった。

それが仕事になりおじさんになり、規模が大きくなり、色々考えすぎてしまってたのかもしれません。

ベテランの悩みか。いやアラフィフとは言え、まだ脳ミソは小6の夏。

おちょくってきた友人に道端の犬のクソを手掴みでブン投げ、逆に「狂犬」と呼ばれたあの日。

あの頃の勢いが必要だ。そんな事は分かっている。

若手にあって我々に無いもの。やっぱりそれは勢い。でも経験と人の繋がりも重要。

我々がちょくちょく仕事を頂けるのも、

それは昔から曲を聞いて来てくれた人たちが共におじさんおばさんになって、

会社でも偉くなって色々な決定権を持つようになったから。

「ケツメイシにでも頼んでみようかしら。。」

そう考えてくださる方がいるからだと思う。

なんて色々考えてもしょうがないので、与えられたチャンスを生かせるようにチーム一同頑張っていきまーす!

もう2月だけど今年のテーマは「勢いとベテランのハイブリッド」で行きたいと思います!

(結論)

おじさんおばさん、まだまだ我々イケますよ。

お互いまずは目の前のことに集中していきましょうね!

ではまた来週!!