2021.11.16
週末は生まれて初めて本格的な舞台を観に行きました。
そもそも舞台なんて観たこともありませんし、興味もなかったのですが、
近所のバーで寝酒を飲んでいたところ、
知り合いのおじさんが熟女パブの女性をアフターで連れてこられて、
どうやら彼女が舞台俳優でチケットのノルマがあるらしく、
「ねぇ〜買ってぇ〜」
と店にいた皆に甘えてきます。
周りのおじさん達は「ああ、その日は息子のサッカーの試合があるので無理です!」とか、
「俺は日曜も仕事あるからダメだなぁ。」とか、強い意志を持ってお断りしており、
「俺のとこには来ないでくれよ〜!」と思いながら目線を逸らしていたのですが、
肩をツンツンされ、
「お兄さんはどう?来てくれるかしら?」
なんて言われてしまうと、「NO!」と言えない日本人代表の私は、
「、、、えーっと、14日ですか、、あ!ちょうど、空いてますね。
舞台って観たこと無いのでぜひ行かせてください!」
なんて言って約束してしまったので観に行ったというわけです。
実際行ったら凄い立派な会場で、
往年の「スケバン刑事」ファンにはたまらない浅香唯パイセンも出ていらしたり、
セットも立派で盛大な舞台でした。
私もライブをしたりするのですが、舞台はマイクがありません。
マイク無しでのあの出演者の皆さんの声量には度肝を抜かれました。
その舞台は「特攻隊」のとても悲しく考えさせられる作品で、年甲斐もなくボロ泣き。
私の涙腺もまだ壊れてはいなかったようです。
普段から一緒に飲んでいると感極まって泣き出す「涙のバーゲンセール」と言われている近所のおじさんの嗚咽は
5席離れた私にもしっかり届いて、
あの瞬間からなぜか私は冷めてしまって、そこから私は泣けなくなりました。俺の涙を返せ!
でも本当に考えさせられる作品なので皆さんもぜひ観てください。
「MOTHER〜特攻の母 島濱トメ物語」今年は終わっちゃったみたいですけど、毎年やってるみたいです。
誘ってくれた彼女にも感謝です。
当日も「めんどくせーな。」と思ったけど、重い腰あげて実際行ってみたら面白かったパターン。よくありますよね。
「乗り気じゃなかったけど実際やってみたらと楽しい」みたいなヤツ。
おじさんになってくると「俺は良いや」とか「めんどくさい」とか、
最初から拒絶しちゃって色々なチャンスを逃してることって普段の生活でもあるから気を付けようっと。
彼女も俄然応援したくなりました。
九州の田舎から出てきてもう何十年も舞台俳優やって、それだけでは食えないから飲み屋でも働いて、
親には「そろそろ帰ってこい!」なんて言われてるらしいんです。
でも一生懸命稽古して、本番で舞台に立って歓声を浴びちゃったら、あの快感は忘れられないと思います。
歌手とか芸人とかと同じ感覚ですよね。
長くやってると辞め時もわからないし、でもいつか成功するかもしれないし、
もはや何の為に頑張ってるのかも分からなくなったりして。
でも人生1回、好きなことやって挑戦し続ける方が人としては豊かなんだろうな。
俺もいつまで歌手が続けられるかなんて分からないですけど、
今は幸せなことにライブとかツアーも回れるだけの環境があるんだからほんと幸せだよ。
やれるうちは頑張らないとね。
奮闘する彼女をみてそんなことを感じました。
ではまた!
明日4時起きなのでもう寝ます。
今週も張り切っていきましょう!また来週〜!
と、思ったら来週は火曜日と祝日が重なる最高の巡り合わせ!
本コラムお休みさせてもらいます。
ラジオプロモーションで大阪、名古屋だったから助かります。
どっかで聞けたら聞いてくださーい!
では!