涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2021.09.21

 こんにちは。最近、若い女性と話すと「お父さんいくつ?」と、思わず聞いてしまう者です。

先日もメジャーデビュー20周年の社内インタビューみたいなのがあって、聞き手の方が新卒入社3年目の女子だったんですけど、やっぱり聞いちゃいますよね。

「お父さん、いくつなの?」 

そしたら、

「49歳です!」

だって。同学年っていうか、やっぱり同い年でしたよ。そりゃ彼女とうちの上の娘がそんなに変わらないんだから、

そりゃそうなるねって話なんですけど、何だか最近一緒に仕事をする人たちがどんどん年下ばかりになってきてます。

彼ら彼女らからしたら扱いづらいだろうなぁ俺ら。。

「部長のオヤジギャグに終始苦笑いを浮かべる若手社員」って感じですよね。コレが巷で言う老害か。。

でも私の場合、見た目と実際の年齢はおじさんなんですけど、いまだにチ●コウ●コで爆笑できますし、

脳ミソは小5〜中2位の良い感じで止まっているんです。

新聞を読んでも日本語は読めるんですけど、内容が難し過ぎて意味が分からなくて、

以前から子供のために取っていた「朝日中高生新聞」をいまだに購読しています。配達も週1だから分量も丁度いいんですよね。



そんな私なんですが、彼女のインタビューを受けて、「最近ハマってることはありますか?」とか

「コレから新しくチャレンジしたい夢とか目標はありますか?」、、なんて聞かれてもおじさん何も応えられないの。


改めて思ったんですが、私、、49年間、何も考えないで生きて参りました!常に目先のこと重視。来週やらなきゃならないことはコレとコレで締め切りは◯◯。

とかそんなことだけ。全ては行き当たりばったり。5年後10年後を見据えて行動してきたことなんてありません。

考えてもせいぜい2年後のこと。一旦全国ツアーが終わると、

「次のツアーは2年後か。。さて、その頃の世の中はどうなってるんだろうか。。


、、、、、、、、、、、、分からん。2年後が見えん!!」

って、思考を停止させています。その積み重ねでこの音楽業界で22年、

どうにかこうにかやって来れました。いい出会い、いいスタッフ、強運に恵まれましたね。ホントそれだけ。

いやそれが一番重要なんですけどね。

5.10年先を見据えて「なりたい自分になってる」って言う人たちも実際世の中には結構いらっしゃるから本当に尊敬しちゃいますよ。

あのインタビューを受けてね、私も「少しは先のことも考えて生きる大人にならなきゃ。」なんて思っちゃいました。

あ、でも昔ありました。上の子が産まれたての頃、「コイツがパパが何やってるか理解できるくらいまでステージに立っていたい。」って思ってたことはありましたね。

そう考えたら、こういうのどうでしょう?次の目標として、もし娘が早々と結婚して数年後とかに孫とか生まれてるかもしれないし、

「じいさんになるまで続ける!」

って言うのは。足取りもヨボヨボなのにステージ立って、尿漏れとかひどいからメンバー全員オムツとか穿いちゃって、さらに腹とかも弱くなっててウンコとかも漏らしちゃって、

お客さんも「きゃー!」とか言っちゃうもんだから、もうめんどくなって客席にウンコ投げつけたりして、、バンド名も「スカトロンズ」に改名してね。

「今年のツアーからは車椅子と酸素ボンベ着用で失礼します。。」

なんてことになったら凄いパンクですよね。

ま、そんな甘くねーか。

やっぱり目先のことを一生懸命やることにしますわ。次は今年延期になったツアーを成功させることですかね。

そろそろ連絡事項があると思いますので宜しく御願いします!!ではまた!!!