涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2021.07.27

 ニッポン、キャンメダル連発!!

分かってはいましたが、やはりオリンピック。

一旦始まれば盛り上がりますね!!

ちょうど柔道の渡名喜選手の試合がやっている時、

蒲田の商店街の電気屋のテレビ前にとんでもない人だかりできてて、

私もおもわず見入っちゃいました。

戦後のテレビが普及してない時代みたいな盛り上がりです。



テレビの中継も、柔道で日本人が出ていない時は別のチャンネル。

「ちょっと待てスケボーもやってんの!」とまたチェンジ!

「え、3on3ってオリンピック種目なの?」とまたチェンジ。

テレビのリモコンも大忙しです。



私も高校時代(硬式テニス部)は、校内柔道大会、軽量級の部で銅メダルを獲得しております。

メダリストです(笑)。

柔道部員は有無を言わさず重量級で出なければいけないので、軽量級の部は体育の授業で少しばかり柔道をかじった「白帯の素人集団」です。

でも希望者しか出場しないので、皆そこそこ強いんです。

私も順調に勝ち進み、準決勝の相手は佐◯君、当時のチーマーに片足突っ込んでいて、

高校生なのに雀荘に出入りしていた筋金入りのワルです。



「こんな不良に負けてたまるかYO!」と意気込み、

「はじめ!」の合図で掴みかかりに行きましたが、

「ケンカ四つ」の組手で「なんかやりづれぇなぁ。」と思っていたら、開始10秒で投げ飛ばされました。

その佐◯君は決勝も勝ちキャンメダル。

私は銅メダルとなりました。

「くそー!一種の隙を突かれた。もう1回やりたい。。」

なんて思っても時すでに遅し。

翌週、全校朝礼で表彰もされましたが、あの時の悔しさはいまだに忘れられません(笑)。

家の作業部屋には昔もらったゴールドディスクやMTVのトロフィーとかが飾ってあるのですが、

その中にはあの30年以上前の「校内柔道大会」の銅メダルも飾ってあります。



コレがおそらく世界の柔道界における底辺の戦い。

比べるのもおこがましいのですが、世界の頂点を決めるオリンピックなんて、

とんでもない苦しみと喜びと悔しさがぎゅうぎゅうに詰まっているんでしょうね。

練習、食事、生活、その人生の全てを試合のほんの一瞬に掛け、

それでも目標に届かない選手がほとんどなんだから、

オリンピックに出場できるだけでも本当に尊敬します!



そんな中、個人的に応援していた柔道の大野将平選手の金メダル!

うちのメンバー大蔵氏は大野選手と筋肉つながりでお友達みたいで、

世界選手権でも我々の「覚悟はいいか」という曲を掛けてくれていたりして、

私も一方的に親近感を持って応援していました。

決勝戦で延長ゴールデンスコアに突入した時は、

テレビで見てるだけなのに力んで右のケツが攣りました。



世界中の選手に徹底的に研究されて、それでも「勝って当たり前」なんて言われている中で、

実際に結果を出すんだから本当にシビれます。

優勝が決まった瞬間も、相手への最大の敬意を払い、畳上では決して喜びの表情は見せず凛とした佇まい。

一礼して畳を降りる様はまさに「JUDO」じゃなく「柔道」。

力をもらいました。

前回のオリンピックから、我々一般人には想像もつかない重圧があったことでしょう。

どうかゆっくりとお休みになってください!

大野選手、本当におめでとうございました!!



私もコロナ禍が明け、ピンパブに行けるようになった際は、

カラオケのステージ上では決して歯を見せず、ステージを降りたらモニターとマイクに向かって敬礼。

プーソーでもマット上では決して笑みはこぼさず、

マットを降りたら排水口に流れるローションに向かって敬礼、するつもりです。

いや、例えが悪すぎて怒られるな。。

でもああいう全てのことに敬意を払う姿勢は見ていて気持ちがいいし、私も見習っていきたいです。



選手の皆さん、今週もテレビの前で応援しています!

このコロナでモヤッとした日本中の雰囲気を吹き飛ばしてください!

引き続きコロナには気を付けつつ、

今週も「集中、執念、我慢」の天理大スピリッツで乗り切っていきましょう!!

ではまた来週!!!