涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2020.12.08

 先週は来るべきツアーに向け、ポスター撮影をして参りました。

物凄く面積の小さな黒いパンティーを履いてみたり、モヒカンのヅラを被ってみたり、様々なショットを撮影してきました。

まだ撮影先行で、実際のツアーは何をどうやっていくのかも具体的には決まっていないのですが、来てくださる予定の方々は是非、楽しみにしていてください!!


 そんなわけで、またもやコロナが猛威を振るい始め、テレビを付ければ「本日は陽性者〜人、重傷者〜人」なんてニュースばかり。

元々暗い性格の私の心のモヤモヤが一層酷くなりつつあります。

トドメを刺すように、先週は下の娘の受験の不合格通知も来て一層落ち気味になっています。

下の娘は自閉症のグレーゾーンで学習障害もあります。

コレまで幼稚園も入学を断られたり、小学校入学時も支援学級を勧められたりしましたが、
本人の努力と周りの方々の支えで何とか普通学級で高校3年生を迎えることができました。

同じようなお子さんを持つ親御さんも苦労が絶えないことでしょう。

それで問題になって来るのが今後の進路です。

 大きくなった今、もはや生活面では何の問題も無く、身の回りのことや料理をはじめとする家事も我が家では一番出来る女です。

本当によく頑張りました!

料理やお菓子づくりが好きなので、そういう道に進むのも良いのではないかと思い、
「管理栄養士を目指す大学」か「お菓子の専門学校」に進んだりするのが良いのではないかと提案し、
本人も「頑張る!」というので大学を目指すことにしたんです。

 巷にAO入試というのがありますが、娘は上手に自分をアピールして話すことが難しいので、
色々調べて「面接なし」「化学と生物」で受験できる学校を選定、この半年間、私も協力して勉強を手伝ってきました。


 「高校生にもなって親が勉強を見る」っておかしくない?


と思われるかもしれませんが、実際、学習障害を持つ子供は大変です。

普通の人が1回で覚えるところを4回、いや5回以上やらなければ覚えられませんし、理解力も乏しい。脳ミソの容量もかなり低いです。

大学受験をするということは、キロバイトでギガバイトに挑戦するようなものです。

パソコンでいうなら昭和のPC88mark IIで最新のマックに闘いを挑むようなもの、つまり、竹やりでM-16ライフルに突っ込んでいくようなものなのです。

本当にいい子なんですけどねぇ。。

とにかくこの半年、私が仕事がある時も毎晩毎晩勉強を見続けてきました。

本人も凄く頑張りました。しんどかった。

時には友達の奥さん(高校の理科の先生)にどうしても分からない問題を聞いたり、
直前は過去問でも8割以上も取れるようになったので、「コレはイケるかも」、、
なんて甘い考えを抱いていたのですが、受験の神様は微笑んでくれませんでした。

チキショー!

 頑張っても努力が報われないというのは、本当に気の毒なものです。

コレがもし、全然努力もしないで


「ダメでした。。」


ならば同情の余地もありませんが、本当に頑張っていたので不憫でなりません。

世の学習障害を持つ親御さんたちはどうされているのでしょうか。

気になります。

 でもコレは


「不合格で良かったんじゃないか」


と、思っているのもまた事実。

不合格ということは入学する資格がないってことです。

管理栄養士だって国家資格ですから、今後またひたすら勉強をしなければなりません。

ギリギリで合格したとしても、またこの先勉強で苦労することは目に見えています。

私自身、全く興味もない薬学部に行きましたが、毎日の実験や毎週の試験に本当にうんざりでした。

辞書みたいな参考書を4冊くらい覚え、


「こんなもん世の中で何も役に立たねーよ」


とずっと思っていました。

結局、「娘にとって何が幸せなのか」、それに尽きます。


不合格から数日経ち、、落ち込みからすっかり回復した娘に


「どうするよ?」と娘に聞いたら、


「頑張るー!」というので、


私は正直「俺はもう頑張れない。。」と思いつつも応援することにしました。

でももしかしたら娘が私の期待に応えようと無理をしているんじゃないか、なんて気もするので、そこは慎重に状況を見ていきたいと思っています。


 今の状況を受けて、担任の先生からも、


「チャンスを増やすために『面接試験』があっても、今からでも受験できる所にトライした方がいいですよ!」


なんて言われてね。

うーん、厳しい。。

厳しいけど、考えてみれば今後の人生、就職でも何でも、結局、面接は避けて通れないから、今後の人生の練習としてトライしてみる事にしました。

早速、家で面接の練習。


「次の方どうぞー!」(試験官を演じる私)


「失礼しまーす!」(娘)


「まず、あなたの、この学校の志望理由を教えてください。」(私)


「、、、、、、えーー、そうですねぇ。以前、学校見学で来た時にですねぇ、
カフェテリアのオムライスが美味しくてですねぇ、、」(マイペースで独自の見解を述べる娘)


「、、、、、待てー〜ーー!!!!」(私)


「良い。。確かに、良いんだけど、、もっとこの学校で何をしたいか、何を学びたいか、とか、
そういう事を面接ってのは言わなきゃいけないんだよ。」(私)


、、、、、、、、、、、、


なんて事をここ数日やっています。まあ、それもダメだったら2月まで闘いは続きます。

はぁ、がんばろ。。


それにしても、今年の受験生は本当に気の毒。

コロナに罹ったら受験できません(学校によっては別枠で試験日を設けている)し、
もし家族が掛かったら濃厚接触者になりますから、PCRを受けて陰性証明書を提示して、
当日も検温して別室で受験したりしないといけないそうです(日々変わっていますが)。


私も気を使っています。ラジオに出る時は、マスクしてなるべく喋らないようにして(笑)
息を吸わないようにしていましたし、大勢がいるスタジオでは20分に1回手洗いをしています。

もうここまで追い込まれたので、田中家「緊急事態宣言」発令です!

娘の進路が決まるまで、私は飲みにいきません!

今まで


「こんだけ頑張っているんだから週1位飲んで良いだろ」


と近所の3蜜バーに息抜きで飲みに行っていましたが、

「その精神が甘かった」のだと、今、現実を突きつけられて気付きました。

今、世の中にはコロナで職を失ってこの先の生活すら見えない方達だっているっていうのに、今の私の状況なんて恵まれた悩みです。

もし気分を害された方がいらしたらすみません。。

まあ受験生の皆さん、本当に大変だと思いますが、頑張ってね!おじさん応援してるよ。

じゃあそんなわけでまた来週!!