涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2020.10.20

 娘たちと買い物に行くと、アレやコレやと散々カゴに放り込まれ、会計の際にはサッといなくなる。

そう、彼女たちにとって私はただの「金づる」なのだ。

まあ一緒に出掛ける機会も随分減りましたから、「金づる」でもそんなに悪い気はしません。


「来年からインターンに出るから、

スーツを用意しなきゃいけないんだけど、スーツってよく分からないからついてきてくれる?」


なんて長女に言われ、近所のAOKIにスーツを見に行く。

色々みて試着。試着室は3台。

日曜だからなのか、なんとその3組がみんなお父さんと娘たち。試着室の前で待つお父さん。

「どうパパ?」(パパにアドバイスを求める娘)


「Yシャツの袖はちょっと出るくらいじゃないと。ちょっと長すぎだな。Yシャツの袖詰もやってくれるのかな?」


なんて言うお父さんはちょっと嬉しそう。

試着室横の丸イスでの待ち時間が長く、沈黙に耐えられず隣のお父さんに話し掛ける。


「就活用ですか?」(私)


「そうなんですよ。早いもんですねえ〜。」(そのパパ)


「ホントですねぇ。」(私)


、、、、、、、、、、、、、、、


「どうパパ?」(私の娘も聞いてくる)


「、、、、、、、分からん。最近の就活とか、そういう正装がどう言うものなのか。。
そもそもパパは葬式と結婚式しかスーツ着ないからね!自分が気に入ったもんでいいんじゃないの?
そもそも、みんな同じような格好で面接とか行く意味がパパには分からないよ。パパが面接官なら落とすね!」(私)


「全く使えねーZE!!」(娘)


「靴と鞄もいるんじゃない?」(私)


「そうだね!!」(娘)


「エア・フォース1の黒だったら正装でも履けるんじゃないの?NIKEあるかな?」(私)


「あるわけねーだRO!!」(娘)


なんて調子で、スーツ、ワイシャツ、革靴、鞄のAOKI推しの「就活4点セット」を購入。

やはり会計時に娘は消えた。でも、まあ悪い気はしない。

世の中的に見れば甘すぎるのかもしれない。でもまあ、それはそれぞれの家庭の事情だ。

あと数年もしたら、この子達も厳しい社会に出る。社会はホントに厳しい。。


娘には何も求めてはいない。

ただ自分で稼いで自分一人で生きていけるようになって欲しい。それが最大の親孝行だよ。


そんな「会計の際、レジの前でサッといなくなる」と言うテクはお金の無い頃には皆さんもよくやられた事でしょう。

ケツメイシ も学生の頃にはお金が無く、

「曲でも作ろうか。」

なんて集まってはコンビニに買い出しに行き、カゴに死ぬほどのビールを入れ、会計の際にはしれ〜っと消える。

すると当時、サラリーマンで唯一支払い能力のあったメンバー亮二氏が止む無く会計を済ます。

なんて事がよくありました。もう25年位も前の話です。

あの頃の反省点としては、同じグループなのですから、

払う事ができないにしても財布をチラリ見せ、支払う意思がある事を一応示すべきだったと思います。

そして

「いただきます!ごちそうさまでした!ありがとうございます!」

と、その3語を大きな声で言うべきでした。

それさえ言っておけば、何のわだかまりもなかった事でしょう(笑)。


男女問わず、この3語がキッチリ言える人間はモテます。


いくら美人でモテモテでも

「ごちそうさま」

も言えないようでは将来は暗いでしょう。


芸人さんの世界では

「1年でも芸歴が長ければ、売れてる売れてない、年上年下関係無く、先輩が後輩に奢らなければいけない」

なんて暗黙のルールがあるようですが、アレは良くありませんね。


全然売れていない先輩は地獄です。

お金に余裕のあるヤツが払えばいいんです!

そう。こんな時期ですから、金に余裕のあるヤツは仲間に奢りまくって経済を回しましょう。


私も下の娘の受験が終わったら派手にいきます!!

来月試験だからコロナもインフルも風邪も家庭には絶対持ち込めません。


繁華街にも飲みにいけないからすげーストレス!!

早くフラフラのベロベロの千鳥足で繁華街を歩きたいものです!!


今はとりあえず目の前の仕事を頑張ります。

皆さんも頑張ってね!!では!!