涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2020.08.04

 本来ならば今週末は夏フェス。山奥のギラギラの太陽の下、ビシャビシャに汗をかきながらビールをガブ飲み、舌もつれながら千鳥足でライブしているところでした。

それもコロナで無し!!夏フェス全飛び!!おじさんたちの夏はすでに終わりを告げました。

 必死に夏を取り戻そうと、朝から一人、庭で全身にサラダ油を塗りたくり、「日焼け&流しそうめん」を実践しましたが、全く盛り上がってきません!!

やはり現場感が足りないのです。

夏の海がなぜ一人でも上がるのかと言えば、「波のせせらぎ、海の家の焼きトウモロコシの香り、多数の水着ギャル」といった

多数の「エキストラ&セット」があって成り立っているのだなという事を改めて痛感しました。世間的には梅雨も明け、夏も始まったばかり。

一人でも盛り上がる夏の過ごし方を考えなければいけませんね。

 そんなわけで昨日は本コラムでもお世話になっている「Sammyさん」の本社に行って参りました。

「打ち合わせ」なんて言われていたのですが、別に打ち合わせることも無いし、最近はライブなどの仕事も無いので、社長にお小遣いを貰って帰るか、

何か私にも出来るバイトでもあれば紹介してもらおうと軽い気持ちで遊びに行きました。

「さあ、どうぞ!」

なんて怪しいデカい会議室に通されたら、完全に騙されました。

壇上にはスクリーンがあり、ソーシャルディスタンスを保ったマスク姿の社員の皆さんが大勢着席されています。

そのまま意味も分からず壇上へ。

どうやらその会場は、年1回開催される「社内表彰式」だったようです。

「一言お願いしいます。」

なんて司会の方に言われても、来賓の方々も誰も知らない、何年も会ってない従兄弟の結婚式に呼ばれて「なんか歌え!」と言われているようなものです。

「コイツは誰??」

という「?マーク」を掲げた社員の皆さんの目線がザクザク突き刺さります。

あー、俺は何でキムタクとして生まれてこなかったのだろう。

もし俺がキムタクだったら、壇上に現れるだけでも「ざわざわタイム」なのに。

いや、キムタクは無理だとしても、せめて松潤くらい。。いや、そもそもケツメイシがもっとテレビに出て有名だったら

「ああ、ケツメイシのあの人か。。」って、もう少し温かい雰囲気になったのに。。

辛い。辛すぎるZE。いや、言い訳をするな。全ては自分の力不足。でも、キムタクの人生よりたぶん俺の人生の方が面白いよ。

ああ、お父さん、お母さん、産んでくれてありがとう!

などと、色々頭の中で思い巡らしながら壇上で社長と雑談していたら、その流れで突如、本コラム777回達成のお祝いのお言葉が。

急遽、逆表彰式となり私も賞状貰っちゃいました。賞状なんて中学高校の皆勤賞か随分前に貰ったゴールドディスクの時以来。嬉しいもんです。

ありがとうございました!優秀賞を取られた社員の皆さん、おめでとうございます!!

サラリーマンをすぐに辞めちゃった私から見たら、コツコツ積み上げてきた事が評価されて、それがさらに表彰されるなんて尊敬です!本当におめでとうございます!

そんなわけで今週も基本、主夫で仕事も特にしていません。事件も何も起きず、腹を抱えて笑った瞬間も涙した瞬間もありませんでした。波が無いんです。

でも、何と無く頭の中では切り替えが出来てきました。今まではコロナ禍でモヤモヤして何もやる気が起きなかったんですが、

「このままだとお前、ダメになるよ。」

という、「リトル田中」の囁きが股間周りから聞こえてきたんです。焦りはないのですが、モヤモヤにもボディーが飽きてきたのかもしれません。

そろそろ目の前の出来る事に真剣に取り組んでみたいと思います!!モヤっとしている方々にもそんな瞬間が訪れる事を祈りつつ、お盆へ向かってゴー!

ではまた!!