涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2020.07.07

 我が家にワンコが加わり新しい家族が増えました。物凄く小さくて30㎝も無いくらい。

鳴き声もホントにアニメの犬みたいに「キャン!キャン!」なんて言ってて激カワ。

ヨメが溺愛し、私が聞いたことの無い甲高ボイスで異常に可愛がっています。

まだワクチンを打っていないので、元々いる老犬と一緒にしてはいけないらしく1階のリビングで過ごしています。

 ヨメは夜寝るときも1階のリビングでこのワンコと一緒に寝るのですが、コレが大迷惑。

私は普段家族が寝静まった夜中からリビングで歌詞を書いたり仕事をするのですが、

「眩しいわよ!アンタのせいでコタローが起きたじゃないの!!」とか

「うるさいわよ。まったく!!コタローが寝れないじゃ無いの!!」

なんて言われて以来、部屋の電気を全消しし、登山家の頭につけるライトの明かりの中、イヤホンして縮こまって歌詞書いてます。

 またコイツが全然私に懐きません。私と二人きりで家にいる時も「おいで〜、おいで〜」なんて、おじさんが無理して甲高ボイスで呼んでみてもガン無視。

「忠犬ハチ公」のように玄関マットに鎮座し、ひたすらヨメの帰りを待っているのです。

娘たちにもチヤホヤされ、「私は可愛い」と自覚しているアイドルのような立ち居振る舞いがまた私をイラつかせます。

「なぜ、俺の愛情が伝わらないんだ?なぜヨメ娘たちには懐いて私には懐かないんだろう?」

なんて考えたら分かりました。

こいつオスでした!

とんでもない「スケベイス」じゃなくて「スケベイヌ」なんです!なんだぁ〜そうかぁ〜オスだったのかぁ。そうと分かると「スケベ同志」何となく可愛いげが出てきました。

コレからは息子を育てるつもりで、「厳しく」、それでいて「愛情深く」、時には「恋愛や性の悩み」の相談にも乗りながら、

じっくり「男同志の関係」を築いていこうと思います。最終的に俺にベッタリになるはず。ぷぷぷ。

そんな中、また夏フェスが中止になったみたいです。その県とか土地のルールで、何万人も入る会場に5000人くらいしか入れられず、

お客さんは「声も出しちゃいけない」なんて事になっているので「そもそもライブとして成立しない」という判断からの中止みたいです。

開催したとしても人数が人数だけに大赤字ですしね。

もう今年の夏はヒマだな。音響さんとか大道具さんとかスタッフの皆さんは大丈夫かしら。さすがにこれ以上長引くとキツいです。

早く色んな土地に行って、色んな人に会って、うまいもの食べて、色んなスナックとか風俗とか行きたいです!やっぱり俺、3蜜大好きですもん!!

今はひたすら曲を作って、またライブができるようになるその時を待つしかなさそうです。

我々も3ヶ月ぶりにレコーディングが始まったので、私もシコシコ歌詞を書いたりしてるんですが、

「よし1曲出来た!」なんて一安心して、パラパラとノートの前の方のページを見てビックリ。

「(3ヶ月前に書いてたやつと)ほとんど同じじゃん。。」

サボっていた分、すっかりペンも走らなくなってきました。20年以上もやってると、

「アレもやった。コレもやった。コレは何となくアレに似ている。。」

なんてことがしょっちゅうです。「昔のケツメイシは良かった。。」なんて言われても、30歳の脳ミソと48歳の脳ミソは中身が全然違いますし、環境だってだいぶ変わりましたからね。

一回売れるより、それを持続することの方が全然難しいZE。

昔は自分達の為にやっていたのが、だんだん周りこととか色々考え出したのが良く無いのかな。とか、コロナでヒマだと色々考えちゃいます。

でも色々考えた挙句、「まあ結局やるしか無いもんね。」なんて考えに落ち着き、今晩もまた暗闇の中で、犬の寝息聴きながら歌詞でも書きます。

そんな感じで皆さんも大変でしょうけど目の前のことやっていきましょうね。なんて、なんかエラそうですみません。

そんなわけでまた来週!!!