2020.06.30
近所の飲み仲間のバツイチ独身48歳。キャリアアップを目指し、
2月に勤め先を辞めたと同時にコロナが猛威を振るう最悪のタイミングで現在無職。
「就活してんの?」(私)なんて聞いても、
「え、『終活?』さすがにそこまでは考えてないよ。。」
なんて1ミリも希望が無い感じだったこの男に、8年ぶりの春が訪れました。そうです。
まさかの彼女が出来たのです。気になるお相手は外資系企業で働く、30代後半、綺麗目のバリバリのキャリアウーマン。
「頭髪薄め、肥満、無職」逆の意味で三拍子揃ったこの男を彼女が選択したことに、「はてなマーク」が無限ループします。
自粛生活で頭がおかしくなったのか、私の周りでは謎の「カップリング反応」が数件発生しています。
ある日、「俺、彼女が出来たわ。」なんて言われても、
「おいおい冗談は顔だけにしろ!」なんて聞き流していました。
周りのおじさんたちも含め、私に壮大なドッキリを仕掛けていると思ったのです。
実際、彼女が同伴して一緒に飲んでびっくり!まさかの事実でした。
さらにその果てしない「浮かれポンチ」ぶりに2度びっくり!
昼下がりの太陽の真下で、お手手を繋いで歩いています。
考えてみると私が女子とお手手を繋いで歩いたことがこの20年であっただろうか。ヨメとも結婚して20年。
手を繋いで歩いた事はないし、そんなことをしようものならヨメが激しく拒否します。
スナックの熟女に「強引に唇を奪われる」とかそういう事件は頻繁に起こりますが、
「お手手を繋いで歩く」というのは中学生でも無い限り、中年には逆にハードルが高いのです。やはり日本人ですねぇ。。
「まあそれにしても綺麗な彼女が出来て良かったね。」なんて私が言おうものなら、
「そうなのよぉ〜、でもね。綺麗なだけじゃ無いの。カワい・いーの!!」なんて浮かれポンチ発言。
バーで隣に座っていても、10(回/分)で手の甲にキッス。そんなのイギリス王室でしか見たことがありません!
片手にはグラス。もう一方の手はカウンターの下での「恋人繋ぎ」という浮かれポンチ。
さらに隣に座っているのに「(距離が)遠すぎる!」なんて立ち上がってピタリと寄り添い、髪をナデナデする浮かれポンチ。
恵比寿の街でもあの巨漢が「歩きながらチュウを求める」という目撃証言も届いております!
「ストリートで甘える」
コレはモノホンの甘えん坊です。私が「甘えんボーイズ」と名乗るのが恥ずかしいくらい。
さらに、じっと彼女を見つめたと思えば、ニコリと開口一発、
「5分前よりかわいい!」
まさに、「浮かれポンチの極み」です!!
どうです皆さん。お腹いっぱいでしょ??
しかも彼女がイヤがる素振りを見せることもなく、まんざらでも無さそうなのが謎!
「どうなの?今日の『日刊浮かれポンチ』は?」
というのが最近のご挨拶がわりです。
「お前はそんな(情熱的な)男だったっけ?」
周りのおじさんたちからも疑問の声が上がります。
「俺はもともとこうですよ。」
うーん。そう言われてみれば確かにこの8年間、彼女が居なかったから、ヤツのそういう面は全く知らない。
我々は本当のヤツを全く知らないのだ。
ただ心配なのは「スタート時点の熱量があまりに高すぎる!!」ということ。
コレは我々の「妬みジェラシー」からくるモノではなく、娘たちに「父の日」を完全にスルーされた私が「愛に飢えている」からでもなく、
「果たして10年後も同じ熱量を保てるのか。おいおいそれで大丈夫なのか?」
と心配しているのです。
まあ浮かれポンチを肴にしばらく飲めそうです。彼女が「ヤツのあまりの情熱に疲弊して年内に別れる」に100円ベット!!
今後も「浮かれポンチ警察」が注意深く観察して、何か事件がありましたらご報告しますね!!
それではどんよりした天気が続いていますが、我々も気持ちだけは「浮かれポンチ」でいきましょう!!
ではまた!!!