涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2019.12.03

 先週、47回目の誕生日を迎えまして、名実ともに本物のおじさんになりました。沢山のお祝いメッセージありがとうございます!!

もう人生折り返しを過ぎました。箱根駅伝で言えば6区(Rock)、「下りのスペシャリスト」です。

上りも下りも楽しみたい欲張りな私ではありますが、やはり人生はいかに下るかが重要。晩年を汚さず、イカれたカッコいいじじいになるには、Rockし続けなければならないと思っています。

「老いるショック」に怯えず、一年一年を実りあるものにしていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします!!

 そんな47歳初日の最初の冒険は「大腸内視鏡検査」=「アナルプレー」です。

前夜祭の下剤で胃も腸もすっからかんになっていましたが、当日も朝9時から「下剤2ℓ一気飲み」という折檻を受けます。

分刻みで便器に駆け込んで、「なんもでねー!」というところで、おばさん看護師に便器をチェックしてもらうというプレー。

ちょっとした辱めでコーフンするのかと思いきや、油断すると「ピュー」っと出てしまう緊張感とおばさん看護師のあまりにも手馴れた作業感にコーフンはゼロでした。

 検査直前、隣の待合室みたいな所に通され「コレ穿いといてください!」なんてパジャマのズボンみたいなのを渡されます。

穿いてみるとお尻のところにデッカい穴が空いていて、横になると裏キンが丸出しです。

「ぷぷぷ、コレは面白い」

と早速自撮りします。SNSに上げようかと思いましたが、私のSNSは別に公式でもないのに事務所の人が文句言ってくるから止めときました。とりあえずヨメには、

「戦場に向かいます。娘たちを頼む。」

と、この写真を送りましたが全く反応は無し。。

 いざ本番です。「ほらアンタ、力抜きなさいYo!!」なんてちょっとキツめの40代半ば位の女医さんだったら、

まさに「女医とエンジョイ」という感じでプレーも楽しめるかと思ったのですが、出てきたのは大柄な声のデカい男の先生。。

もうここで、

「コレは『プレー』ではない。『検査』だ。」

と気持ちを切り替えます。

 アヌスに(おそらく)キシロカインゼリー(表面麻酔)を塗られ、カメラ付きの器具の入場です!!グイグイ腹の中で進んでくるのが分かります。、、アレ、全然痛く無いぞ。

下行結腸から横行結腸への曲がり角などでは「ズン」と突かれている感じはするものの全く痛くありません。

この先生上手い。流石に予約待ち2ヶ月だけのことはある。

 ゴールの盲腸に辿り着いてから、じっくり腸壁を観察しながら来た道をまた戻っていきます。モニターに移る私の腸は意外にもとてもキレイ。

ただ一般の人よりもだいぶ腸が長いそうです。モニターを見ながらたっぷり先生の解説を受け「ポン!!」と音がして(ウソ)器具がアヌスより生還しました。

「異常なし!!!」(先生)

「ありがとうございます!!!」(私)

無事に大腸ガンはありませんでした。ありがとう先生!ありがとう神様!!まだ「生きろ」ってことですね!

 検査後、「しばらく横になってから帰れ」っておばさん看護師に言われたんですけど、空気と水(?)を送り込んで腸を膨らましながら検査してたみたいで、それで腹が張って苦しくてね。。

30分位横になってたんですけど「もう帰って」って言われて、念の為用意してきた成人用おむつを装着して帰りましたよ。

3回電車の乗り換えの度に便所に行ったんですが、「ぷーーーーー!」ってドリフのコントみたいなものスゴイ長い屁が出るだけで流石に空っぽなだけあって何も出ませんでした。

屁をする度に検査の空気が抜けるのか腹もどんどん楽になりました。

 地元の駅に着いて、「1日食ってないから流石に腹減ったな」と思って定食屋で餃子定食を食いました。

家までの徒歩、流石に久々の食事で腸がビックリしたのかスゲー腹が痛くなってきました。コレは普段の私の感覚でいうと絶対漏らすヤツ。

自分の体は自分が一番分かっています。でも大丈夫。なんったっておむつ穿いてますから。「どんと来いやーー!」と、ブッ放つと、、

「ぷーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

と、ファミスタ(当時のファミコンの野球のゲーム)のデストラーデの滞空時間が長いホームランと同じような音がして、結局1ミリも出ませんでした。下剤ってスゴイね。

まあ何はともあれ異常が見つからなくて良かったです。私と同じアラフィフの皆さんもぜひ検査してみることをオススメします!なんか安心するんですよね。

(結論)

肛門は門かもしれないが結局は出口である。

そんなわけでまた来週!!!快腸な1週間を!!!!では!!