2019.09.24
こんにちは。「ドラクエウォーク」で毎日15000歩も歩いている田中です。お陰様で週3でラーメン食っているのにもかかわらず2キロ痩せました!
「(次の目的地まで)あと290メートル、あと180メートル、、」、なんて繰り返しているうちに、気付いたら電車5駅分くらい歩いてて、ふくらはぎはパンパン。
「帰りは電車で戻ってくる」なんて定年後のおじいさんくらい有意義な日々を送っております。
10日前までは老化防止の為に1回10キロを週2位で走っていたんですが、10キロ走るより10キロ歩く方がしんどいです。
こんなにダイエット効果があるとは。子供を送り出して時間を持て余している主婦の皆さん、「ドラクエダイエット」オススメです!!
昨日もそんな感じでフラフラ歩いていた大森駅まで2キロという地点、信号待ちで横に杖をついていた70代半ば位のおじいさんがいたんです。
昨日は風がものすごく強く、「ブァー!!」と風が吹いた瞬間、おじいさんがヨロヨロヨロと、よろけて車道側に倒れ、顔を強打。
「え!!!?」
風で倒れることなんてある??と思いつつも向かいからは東急バスが接近中、私はすかさず車道に飛び出し両手を広げ、
「僕は死にましぇーん!!!」
と101回目のプロポーズの武田鉄矢ばりにバスを止めました(実際はゆっくり走っていたので余裕)。
おじいさんを起こしてみると左頬から血がダラダラです。横断歩道の向かいにいた人たちも駆けつけてくれます。
おじいさんを歩道側の段差に座らせ、反対車線に飛んで行った「Route66」とプリントされたおじいさんのキャップを確保!
駆けつけたおばあさんもタオルで出血を抑えます。私が「救急車呼んでください!」と二十歳過ぎのギャルに頼む。
「はい!!」(ギャル)
大量の血を見てあたふたしたギャルは、、 「、、、あ、あの、、救急車って何番でしたっけ!!!」
「え?!、あ、いいです。私が掛けます!!!」
自分の携帯で119に掛けたのは初めての経験でしたが、「ブルブル」ってなって相手先に位置情報とかが送られているみたいでした。
「◯川と池◯道路が交差するところです!!」なんて言っても、もうすでに分かっているようでしたからね。
「救急車が来たら両手を振って合図するんだよ!」
とは、横断歩道先から駆けつけてきた別のおじいさん。「私も昔、心肺停止で道端で倒れたことがあってね。他人事じゃないよ。」なんて言ってます。
そんな中、前方からスタスタと歩いてきたこれまた別のおばあさん。
「お父さん大丈夫?」
なんと怪我をしたおじいさんの奥さんのようです。奥さんがシャキシャキ先を歩いてて、振り返ったらおじいさんが倒れて大事になっていたという状況。
それにしてもなんかめんどくさそうな感じ。
「ちょっとそこに荷物置いてきます。」
なんて斜め前のアパートにおじいさんを置いて、買い物帰りの荷物を置きに行ってしまったのにはビックリしました。
救急車を呼ぶのもイヤそうな感じだったんです。。
これは恐らく、恐らくですが、若い頃、おじいさんは奥さんに対してあまり優しくしてこなかったのではないのでしょうか。
そう感じてしまいました。。
救急車が到着。先ほどの倒れた経験のあるおじいさんが全力でアピールして止めました。
「電話をされた方はどちらですか?」(救命員)
「はい!私です。」(私)
「どんな状況でしたか?」(救命員)
「信号待ちをしているときに右から強風が吹いて、こっち(車道)によろける感じで倒れたんです。
真後ろで見てたんですが、左の顔面からアスファルトに倒れてました。」(私)
「普段飲まれている薬とか分からないですよね?」(救命員)
「そりゃ、、ただの通りすがりの者ですから分かりません!!」(私)
3分後、
「、、、血をサラサラにする薬を飲んでます。。」
おばあさんが帰ってきました。「おじいさん!大丈夫!!しっかりして!!!」的な取り乱しも一切なく、
あくまで淡々と近場の病院を指名して一緒に救急車に乗って運ばれていきました。
私と一緒に救助に当たった3人も救急車を見送ります。救急車が去った瞬間、
「じゃあ、これで。失礼します。」(全員)
なんて一気に解散。なんかそれこそ20分位だったんですが、一度は華麗なチームプレーでおじいさんを救護した同士なので、なんだか名残惜しかったです。
ですが、まあ皆偶然通りすがった名前も知らない人達ですからそれは当然解散でしょう。
でもなんか助けに入ってくれた人達を見て、まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと思いましたね。
気になるのは運ばれたおじいさんとおばあさんの関係。まあとにかくおじいさんが無事だったら良いな。。
そんなことを思いつつ、またスマホに目を向けてモンスター退治に歩き出したのでした。
ではまた来週!!!!