涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2019.08.20

 チャリンコですっ転んでハンドルに腹を打って、まさかの「肝臓破裂」という悲劇に見
舞われた長女がやっと退院しました。チャリですっ転んだぐらいでこんなことになるなんて思いもよりませんでしたし、今はただ何気ない日常の大切さを噛み締めております。

「あと1㎝打ち所が悪かったら危なかったかもしれませんね。」

なんて先生にも言われましたし、「健康である」というのは当たり前ではなく、「何かをするのにもこれが最後のチャンスかもしれない。」って思いながら生きなければなりません。
なんて、、そんな風に思いましたが、日常に追われればこういう気持ちも忘れてしまうんですよね。。

 最初はICUに6日間いたんですが、その後一般病棟に移ると面会が可能になるので友人とかもお見舞いに来てくれるんです。長女の彼氏も毎日来るようになりました。
面会時間の11時から20時までずーっといるんです。

私も「生理が始まったからナプキン持ってきて!」なんて娘に言われれば病院へ駆けつけ、

「替えのパンティーはまだあるのか?CTの結果はいつ聞けるのか?」

などと何かしら理由をつけては毎日お見舞いに行ってました。

ですが、私がお見舞いに行っても、なんと言うのかな、、親子の会話では考えられない恋人感満載のイチャついた病室の空気に私は耐えられなくなり、
入院生活の後半は30分の滞在時間で私は帰るようになりました。病室にずっといるのも退屈でしょうから助かりますし、娘も嬉しかったことでしょう。
お見舞いに来れるようにバイトも1週間は完全に休んでくれたようでした。

それを聞いたヨメは、、、

「それって男としてどうなのかしらね?男ならまず仕事でしょ。『バイトを終えてからお見舞いに来ました。』なら良いけど、、
完全に休むってのはねぇ〜。恋に盲目になってるみたいで、なんだか男として頼りないわ。。」

などとホザいておりました。

「違うわ!!その年頃ならモチロン愛に生きるべきよ!!」

と、言い放ったのは後日うちのバーベキューパーティーに遊びに来て、その話題を聞いた次女のママ友。

「愛よ!愛がすべてよ!!」

確かにこの日もママ友の中で唯一旦那さんも遊びに来てくれましたし、学校の行事とかにもいつも2人でいらっしゃいますし「ラブ継続中」な感じの夫婦です。
「仕事に生きるべきか、愛に生きるべきなのか」みなさんはどう考えます?


 バーベキューも終わり、腹一杯になってやることがなくなったのか、次女の友達たちが、

「この家にはゲームとかないんですか??」(JK一同)

なんて聞いてきたものだから、

「ダメだよ。ゲームなんてやってたら。何も生まれない。ラップかDJをしなさい!!」(私)

なんて私の部屋に送り込みました。たまたま私の部屋には近所の後輩のDJが私の古いレコードを借りにきててゴリゴリやっていたので、

「おい!JKにDJというものを教えてやれ!」(私)

なんてDJ教室が始まりました。同じレコードを2枚使って途切れなく繋いだり、スクラッチとかを教えてもらってJKたちは「私もやりたい!私もやりたい!」と
キャーキャー盛り上がってホントに楽しそうでした。それを聞きつけた先ほどのマダムが、

「あら、何やってんの?面白そうじゃない。ちょっと私にもやらせなさいYO!!」

と私の部屋に現れました。簡単に習った後、「DJ熟女a.k.a.ラブ継続中」のプレーが始まります。

「キュツキュッキュキュー!!」なんて真顔でスクラッチをしては、

「へーい!みんな〜盛り上がってる〜⤴️??!」

とか言ってるわけですよ!もうホントに面白くてね。爆笑ですよ。腹痛くて死にそうになりました。

でもスゴいこの人。一瞬でその場に居た全員を爆笑の渦に巻き込んでくれました。やはりバブルを知っている人間はパリピなんですね。

やはり愛に生きてきた人間は情熱的で、もしかしたら今の閉塞感ある日本にはこうした勢いのある人材が必要なのかもしれません。

ということで、軍配は「愛」に上がりました!!


まあそんな感じのお盆でした。ではまた来週ーー!!!!
田中家にもやっと夏休みが訪れたということで、しばらくめんそーれしてきます。
暑いですが乗り切っていきましょう!!では!!