涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2019.06.25

 福井より戻りました!これで残すところ2019年ケツメイシ全国ツアーも千葉と沖縄の2箇所のみ。
ということは今回のツアーの裏テーマである「甘えんボーイズ」の活
動もあと僅かという事になります。

 「甘えんボーイズ」の説明から始めると夜が明けてしまうので、ぜひ4月以降の本コラムで振り返っていただきたいのですが、
要するに「子供には無視され、ヨメには虐げられた家庭に居場所のない中年男性が甘えと癒しを求め、「熟女パブ」を視察する団体が『甘えんボーイズ』なのであります。

 元々、ツアーに帯同するレコード会社社員Y氏の「実は僕甘えん坊なんですよねぇ〜」という発言に結成は端を発します。
11歳年上の奥さんを持つ彼は生粋の甘えん坊、これまで姉さん女房にデレデレと甘え倒して来ましたが、子供が生まれ数年経ち、奥さんも子供に手が掛かりっきり。
甘えん坊チャージはもはやゼロ。欲求不満も限界なのか、堂々と、

「好みのタイプはお母さんです!!」

と言ってしまうほど甘えを拗(こじ)らした「先天性ペタジーニ型甘えん坊」です。

 そして私の方はというと、家族の為に苦手な人前に立ち、笑い者にされても懸命に働き、それでも虚勢を張って生きる事に疲れを感じ始めた日々に、
ふと「甘えてみたいなぁ。。」と感じてしまった「後天性スイーツ型甘えん坊」なのです。


 そう、思えばこの二人、私(会長)とY氏(エース)の二人のみで活動は始まりました。ツアーを帯同するスタッフにちょっと「甘えん坊の気質」が見られる者がいれば、

「君も(甘えん)ボーイズに入ってみないかい??」(私)

とスカウティング。そして実地の熟女パブでの「体験乳熟」にて「適性とやる気」を確認します。しかしながら「モノホンの甘えん坊」というのはなかなか居ないものですね。
興味本位で体験乳熟した者は、すぐに化けの皮が剝がれます。表面的には楽しそうにしているものの、お店の熟嬢が隣に着くや、

「え、、マジで、、とんでもないおばさんじゃん。。」(体験乳熟者)

と引きつった顔を浮かべます。そういう表情を私は断じて見逃しません。その瞬間、私は非情の「破門宣告」を下します!この3ヶ月「体験乳熟」で弾き返された人間は両手では収まり切りません。
「フル代表に入るという事」はそれなりの決意と熱意とある程度の才能が必要なんです。最近私の家族ラインでは、娘が「塾」に無事に行ったかどうかの確認メールを送ろうとすると、
予測変換で「熟女」と出るようになりました。ここまでやらなければダメなんです。

 ここまで「体験乳熟試験」をパスしたのはダンサーひ●し氏、ツアーで舞台周りを担当するフ●ルコ氏(体験乳熟→即代表入りは彼だけ)、
毎週ANN通信(甘えん坊ニュースネットワーク)で良質な記事を届けてくれる記者兼ボーイズ兼ケツメイシマネージャーツボの3名。
気付けば甘えんボーイズも総勢5名!!先鋒、次鋒、中堅、副将、大将が揃い団体戦も出場可能になりました。

 熟女パブでは、自分をカッコよく見せる必要も自分を大きく見せる必要も一切ありません。ただ素直に自分の弱みを出して甘えればOK。


 甘え方にも色々あります。まず基本はおばさんに「恋人手繋ぎからの肩にもたれかかる」=「チャージ」と言われる技です。
コレは文字通り日常の甘えが足りず、「甘えん坊チャージ」がエンプティーになりそうな時に使われる基礎中の基礎。自分が幼稚園児の頃を思い出させてくれる技です。

「チャージしながら徐々に頭が下がっていき、最終的に膝枕になりウトウト眠ってしまう」。コレは「子宮帰り」というY氏が得意とする大技です。

私が得意とするのは「うぅ〜、、こんなにがんばってるのにぃ〜、、ダレも、、ダレもホメてくれないんだ、、うぇーん!!!」とくれば、
優しいおばさんが「あらあらどうちたのボク?」とヨシヨシしてくれる「泣き」という技です。

おばさんのガッチリした背中にピッタリと耳を当て、鼓膜の振動には頼らず、生体内部からの伝播のみでおばさんのお話を聴くという「骨伝導」という技もあります。
コレはフ●ルコ氏が大阪で「ダイナマイト楓さん」という大柄なおばさんを相手に編み出した裏技です。彼のボーイズでの最近の活躍には、
私もジェラシーというか悔しさすら覚えるようになって来ました。若手の突き上げですね。

 色々な技はあるのですが、やはり「甘え」はその根底にある「母性を求める」という姿勢の為、
どうしても接触プレーが多くなってしまい、イエロー(カード)を貰いやすくなるという懸念がありました。
最近はチームとしてフレッシュな新技も出ておらず、、どうしたものか、、と思っておりました。が、、

 そんな中、やりましたよ。ダンサーひ●し氏が。不意に頭を熟女の方に突き出し、じーっとしています。何をしているのかと不思議に様子を伺っていましたが、
気付けば熟女にメガネを外すことなく表裏キレイに拭いてもらっています!!

「なに?!その技!!?すげー!!」

焦りましたよ。私の「甘えん坊辞典」にはそんな技は載っていなかったからです。

「ひ●しどこの熟行ってるの?そんな甘え方、見た事ねーよ!さてはこっそり家庭狂師雇ったろ??まさかの春期講臭か!??」

とメンバーからの賞賛が止まりません。急遽「甘えん坊辞典 改訂版2019」を電子版で発表し、「ワイパー甘え」と追記しました。接触プレーもありませんし、
カードをもらう心配もないでしょう。

もう、このひ●しの伸びしろが毎週毎週凄すぎてね。彼に対してはジェラシーも悔しさも湧いて来ません。
気付けばその流れるような美しい「甘え」をただただウットリ眺めている私が居ました。間違いなくメジャーで通用します。もう早いうちに彼は日本を出た方が良いのかもしれません。
「ANN通信」でのはち切れんばかりの「ひろしスマイル」の写真の数々はすでにメジャーの風格です。



 そんなメンバーで福井での団体戦に臨みました。やはり団体戦の相乗効果か新技がボンボン出ますね。Y氏は「子宮帰り」でウトウトしながらも、膝枕から眠気マナコで熟女を見上げ、

「ここ宿泊やってますか?? フガっ。。」

という「アーリーチェックイン」という新技を披露しましたが、、焦りすぎですね。強引です。やはり急に一本は取れません。やはり相手の体勢を崩してからでないと。。
外部からの指導も入りY氏もじっくり甘えようと、熟女に職業を聞いたところ、なんと昼間は「保母さん」ということが判明!!コレは甘え甲斐があります。

「みんなどうやっておひるねするの?」(Y氏)

と4歳児に戻り甘えます。

「こうやってするのよ。こうすれば皆んなすぐ寝ちゃうんだから。」

と、咳き込んで眠れないチビっ子が「ヴェポラップ」を塗ってもらう時のように、円を描くように胸をサワサワしてくれてます。コレにはY氏もうっとりウトウト。
はい!「ヴェポラップ甘え」入りました!この日のY氏は尻上がりに調子を上げて来ます。オシッコに行った際にうっかりTシャツも脱いでしまい、それを着忘れて席に戻って来た時には、

「もぉ〜、一人じゃ着れないぃ〜〜!!」

駄々をこねるY氏を見て、ベポラップ姉さんは、

「もう、しょうがないわねぇ〜〜、、はい、バンザイして!!」

うっとりした目でTシャツを着せてもらうY氏。「ヴェポラップ甘え」と「バンザイ甘え」で合わせ技一本です!エースに相応しい甘えっぷりです。

 ひろしはオシッコから戻ると、うっかりチャックを閉め忘れています。席に戻りちゃんと熟女達にそれを気付かれるの待ってから、両手で顔を覆い

「もぉーはずかしぃーーー!!」

の一言。う〜ん。自然。堪らなく母性をくすぐられた両サイドの熟女が二人掛かりでひろしの両乳首をヴェポラップします。
DJが2枚のレコードを擦るようなその様はひ●し氏曰く「ターンテーブル甘え」というのだそうです。さすがメジャーは違います。

「Y氏とひ●し氏の違いは何か?」

と冷静に考えてみると、Y氏は自ら「甘え」にいってるのに対し、ひろし氏は視野を広く持って「甘え」を引き出している点が大きく違うということに気付きました。

 その後、ケツメイシライブの打ち上げ会場に戻り、甘えんボーイズ反省会。いつも通りANN通信の写真の選定に入ります。

印象に残るのはどれも満面の笑みのひ●し氏の写真ばかり。。。

「もう敵わない。。」(Y氏)

「この写真も、この写真も、、、コレも、コレも、、記事になりそうなのはひ●しさんだけです。」(記者ツボ)

「やはりそうかぁ、、ひ●しはもう俺らと日本でチマチマ闘ってる(甘えている)器じゃないよ!早くメジャー行った方がいい。」(私)

「モノが違う。。もう教えることがないっていうか、、」(Y氏)

「寂しいけど、、そういうことだよね。実は2週間前から気付いてたんだけど、俺はもうひ●しに注目しちゃっててさ。自分の甘え忘れて見惚れてたもん。。」(私)

「ひ●しさん、俺には見えます。『甘えんぼーピック』で表彰台の真ん中に立ってるひ●しさんの姿が。。」(フ●ルコ氏)

「ひ●し、海を渡れ!!お前がさぁ、マドンナとかマライア・キャリーにゴリゴリ甘えてる姿をMTVとかで見るのを楽しみにしてるよ!」(私)

「ホントそうですね!!」(一同)

「でもさ、お前の『甘え』が世界的に評価されて『情熱大陸』とか『プロフェッショナル』とかで取り上げられるようになったらさ、
俺らの事も呼んでくれよ!!ココが私の『アナザースカイ!』ってさ、また一緒に場末の熟女パブ回ってくれよな。」(私)

「当たり前じゃないですか!!今の僕があるのは甘えんボーイズの皆さんのお陰です。僕は甘えんボーイズに育てられたんです!!!」(ひろし氏)

どこまで謙虚でどこまで泣かせるんだ。

その日の締めのハイボールがいつもよりしょっぱかったのは気のせいでは無いはず。。。

残りのケツメイシツアーは2箇所。ということはひ●しのプレーを間近で見られるのもあと僅か。。寂しいが仕方あるまい。。


ということで、今週は「甘えんボーズ」の結成〜現在までをお届けしました。

それではまた来週!!!

素晴らしい1週間を!!!