涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2019.06.04

 まだまだ全国ツアーは続いております。先週末は横浜アリーナ!
横浜ということもあり、近所のPTAのおじさん集団、滅多に来ないヨメ子供、後期高齢者の両親まで来てくれました。やり辛い。。。

 父アツシは85歳、母輝子78歳。関西の親戚が我々のライブを観に来たのですが、その感想を両親に伝えたらしく、

「りょーさん、もうこの先幾許も無いから冥土の土産に観に行ってもいいかしらね??」

(輝子)

なんて母から連絡がありました。確かに2年に1回しかやっていない我々のツアー。あと何回観せることができるだろう。
もしかしたらコレが最後かも知れん。。ということで招待したのですが、
その客席の母の様子をヨメが隠し撮りしていました。

「おかぁーさん、ヤバイわよ!!」(ヨメ)

その動画を見ると、一昔前のダサい踊りに、まるでマキシマムザホルモンのお客さんのようにヘドバンしている母輝子の姿がありました。
ぎゃははは!!コレは、、、冥土の土産どころか下手したら私より長生きするかもしれん。。あんな78歳を私は他に見たことがありません。
85歳の父はというと、どっしり座って黙ってみていたそうです。

この時、父の妹夫婦と母の妹夫婦も(共に後期高齢者)居たのですが、面白いことに父方の「田中家サイド」はダンマリじっとみて「分析するスタイル」、
母方の「八馬家サイド」はガンガンに盛り上がる「パリピスタイル」なのです。やはり血筋ってものはじいさんばあさんになっても変わらないものなんですね。

田中家サイドは皆賢くて芸能とか歌手とかお客さんの人気で左右される「水商売」を絶対に認めない人たちだったから、サラリーマン辞める時も、

「ラップで飯が食えるのかよ!子供も生まれたのにいい加減にしろ!」

なんて父には言われましてね。あれから約20年経ってこうやってわざわざ観に来てくれるんだから感慨深いです。
初めて両親をライブに招待したのも初めて横浜アリーナでライブをした時でした。

私にも意地があったので、「それなりの大きな会場でやれるようになるまでは絶対に親は呼ばない。結果で認めさせてやる。」って思っていましたから。
今じゃなんのわだかまりもなく呼べるし来てくれるからこんなに嬉しい事は無いです!!まあ長生きしてください!!

ヨメ子供も来たんです。私はそれほど音楽が好きでは無いし(ラップを書くのは好き)、家でも我々の曲なんてかける事もないからコイツら1曲も知らないんです。そうです。
全く興味もない知らない曲を3時間近く聞かされるって拷問に近いんです。
4年前、中1だった下の娘にライブを観に来させたことがあったのですが、担任の先生とやり取りをする活動報告日誌には、

「今日は父のライブがありました。見てるだけでたいくつでした。勉強する余ゆうもなくねました。」

なんて書いてあってね。先生の返事には赤ペンで、、

「お父様は何の演奏してるんですか?!」

なんて書いてあってね。演奏してねーよ!!虚しいを通り越して爆笑しました。

それで4年ぶりにその娘が観に来たんですが、、「昨日のパパ達どうだった?」なんて翌日聞いたら、

「ん〜〜〜、疲れたけど、コントは面白かったよ。。」

なんて言われました。一歩前進!!!相変わらず厳しい。
まあ周りが絶賛して注意してくれる人がいなくなったら終わりですから。「全体的に凄く良かった!」と言われるまで頑張りたいと思います!!

そんなわけで今週は広島に行きます!1週お休みした「甘えんボーイズ」も活動再開する予定です。
何か面白いことがありましたらまたご報告します!
それではまた来週!!!!!!