涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2019.05.07

 長いゴールデンウィークもついに終わってしまいましたね。。浴びるほど飲んでは寝て、昼夜逆転の生活を送ってこられた人々にとっては、
本日からのお仕事や学校はさぞ憂鬱なことでしょう。とりあえず会社か学校に行くだけ行って、目ん玉だけ開いてやり過ごしていきましょう!!


 私の方はというと、まだ全国ツアーを回っておりまして「さいたまスーパーアリーナ」と「マリンメッセ福岡」でライブをしてきました。

「さいたまスーパーアリーナ」の方はWOWOWの撮影もありましたから、バイブス抑えめで丁寧にラップする事に集中しました。
「バイブス」を取るか「完成度」を取るかで揺れるところですが、やはり映像に残ってしまいますからね。
あとでWOWOWを見てヘタクソだと嫌なもんなんです。そんなこともあって歌の方に集中し過ぎて、重要なコントの時に海パンから右のキンタマがハミ出てたんです。参りましたよ。。

ダンサーの皆もそうなんですが、一旦袖にはけて暗転している間にものスゴい勢いで早着替えをしているんです。その時に焦って海パンに右のキンタマを挟んだまま出て行ってしまったのです。。
コレぞ本物の「巻き込み確認ミス!」。ダンサーのヤツとか「りょーさん、あれワザとでしょ?」

とか聞いてきたんですけど、アレは「事故」ですよ!!「事故」!!アップではなく引きの映像が残っていることを祈るばかりです。

今はホントに厳しい時代になりました。1枚目のライブDVD「ケツの穴〜入門編〜」では打ち上げの様子が映ってて、ハブ酒をガブ飲みしてそのまま気持ち悪くなってゲロ吐いちゃっているんですが
(一応映像処理はされていてイナズマみたいになっている)、今の時代なら完全にアウトです!後で見てスゲー面白くて腹抱えて笑いましたけど、もう今はそういうのダメです。。
ホントにつまらない時代になってしまいましたね。。


 その後、福岡へと飛びました。飛行機に乗り込む時に後から来たメンバー亮二氏が、私の隣の人に挨拶していたので「誰かなぁ・・?」とは思ったんですが、洒落たおじさん風だったので、
なんか「バーとかで会う飲み仲間の人かなぁ。」位に思っていたんです。着陸して荷物下してる時、その方が「奥田民生先生」と分かってビビりました!!
亮二氏はゴルフとかも行く仲なので面識があるようなのですが、私は全く面識がないので「挨拶をするべきなのか」迷ったのですが、当然先方は私のことなど知らないでしょうし、、、
そのままダンマリを決め込みました。ああいう時は難しいですねぇ。芸能界の厳しい大御所とかだと「挨拶がねー!」とか言ってブッ飛ばす人もいるっていう噂ですし、、、。
でも民生さんは絶対に良い人です。客室乗務員の人とかへの対応が柔らかくて優しい感じでしたもん。喋っておけば良かったかなぁ。。ユニコーンファンのヨメに自慢できたのに。。

着陸して荷物受取所で、中途で入ってきたマネージャーのツボが、

「りょーさん!!りょーさんの隣、民生さんでしたね!!!なんかお話とかされたんですか!!」

と入社以来初めて見る満面の笑顔ですり寄ってきました。ヤツは民生さんの超絶ファンらしく、初めて至近距離で見る民生さんに大コーフンでした。

「話してねーよ!!知らねーもん!!」(私)

ツボにはあの満面の100万ドルの笑顔をコレからの我々の現場でも出してもらいたいと思います(笑)。

福岡に着くや晩飯はいつも行く屋台。相変わらず美味い。福岡はラーメンはもちろん、もつ鍋も、イカも明太子もなんでも美味いから、普段あまり食べない米も進む。
1ヶ月居たら5キロ太る自信アリ。夜は先月発足したばかりの「甘えんボーイズ」(*子供には無視され、ヨメには虐げられた家庭に居場所のない中年男性が甘えと癒しを求め、
熟女パブを視察する団体)で中洲の街をパトロール。
現在、「甘えんボーイズ」の部員は私と11才年上のヨメを持つY氏(ヨメが育児に追われ甘えさせてくれない事に不満を持つ)の2名のみ。
「新入部員が必要だ」と仮入部の若手を2名連れ、「飲み放題、歌い放題、甘え放題」を謳うE店へ入店。

ここは前回の仙台の完熟な干し柿店とは違い、プチ熟な感じで30代半ばから50代前半のキレイ目な先発メンバーを揃えています。
仮入部のツバサ22才には、同じ年齢の娘を持つという48才M嬢が指導に当たります。
シングルマザーで二人の子供を育て上げたMさんは「人様に迷惑を掛けさえしなければ自分の人生を自由に夢を持って生きなさい!」という教育方針です。
ツバサ自身も先日「ダンサーを目指す」と言って安定した会社員生活を捨て、週末だけツアーに帯同しているフリーターなので、M嬢の話には背中を押されたはずです。

私よりも年下のシングルマザーの方が多く、「甘える」というより、実際は「私たちも頑張っていかなきゃね」という趣旨が感じられるお店でした。
私も会社員を辞めて歌手になった時は子供がまだ小さく、見えない将来に不安を感じていました。そんな当時の自分と彼女たちをダブらせて心の底からエールを送りたくなりました。

中洲の街はギラギラしていて朝までやっているイメージですが、街のルールが大変厳しく1時にはパブは閉店。反省会はホルモン屋で乾杯。
つい先日まで「多国籍パブ派」だった私は、大して知りもしないくせに「コレからの熟女パブの傾向と対策」と「新入部員の勧誘」に熱弁を振るいました。

ライブ初日が終わり、ホテルに戻り風呂、飯を食い出すのはいつも11時前位になります。飯を食い終わると決まって「甘えんボーイズ」Y氏が甘えたそうな目をするので「昨日のとこ行こうか?」と訪問。
12時45分。なんだかんだで1時までに入ればなんとかなるんじゃないかと思っていたんですが、「もう終わりです!」とボーイさんに入店を拒否されます。
中洲の街がこんなにルールが厳しい街だとは知りませんでしたよ。。

全然飲み足りないので、やむなく20才前後の生娘たちがバーテンを務めるガールズバー的な店に入店。。カウンターで接客をするお店はルールが異なり朝まで飲めるのです。
皆、私の長女と同じくらいの世代。そこの世界に「甘え、癒し」はゼロ。むしろ気を使ってこちらが喋らなければならないようなお店です。。
ツマンネー!!!疲れるー!!甘えん坊Y氏の様子を伺うと案の定、実につまらなそう。
ダンサー男子が2名合流。カウンターで仲良く横並びで座るので、我々団体の端から端までの距離がかなりあります。

一番遠いところにいた「甘えんボーイズ」仮入部中のツバサ(22)を見るとY氏とは違い実に楽しそう。、、、、ちょ、ちょっと待て、

「席替えターイム!!」(私)

ツバサを横に座らせます。

「お前、随分楽しそうじゃねーか?」(私)

「はい!!楽しませていただいてます!」(ツバサ)


「、、、、、お前、、昨日とどっちが楽しいんだ?」(私)




「、、、え、、それは、、、、す、、すみません!!今日の方が楽しいです。。。」(ツバサ)

「、、なにぃ〜〜〜!!お前、昨晩の楽しそうなツラは、、アレはなんだったんだ?ビジネス甘えか??」(私)

「、い、、いえ、そういう訳ではないんですが、、やはりあんな母親と大して変わらないおばさんより、同世代の娘と飲んだ方が正直楽しいッス!!」(ツバサ)




「おばさん、、だと、、、お前の『甘えんボーイズ』入部は認めんー!!!破門だ!!破門!!」(私)


「破門ー!破門ーー!!」(遠くに座って聞いていたY氏)


ということで、また「甘えんボーイズ」の部員は2人になってしまいました。。。これにメゲず、引き続き新入部員の勧誘は続けていく予定です。
ということでまた来週!!!!
休み疲れた体を徐々に慣らしてまた頑張っていきましょうね!!!!!!