涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2019.03.05

 いよいよ3月ですね!卒業、別れ、新たな旅たちを控え、希望に胸をモッコリさせている方々も多いことでしょう。
そんな中、「パパ、ちょっと部活の遠征でお金がいるのですが。。」とか「実習で新しいパソコンが必要になるのですが。。」などと、
お金が必要な時にしか連絡がこない一人暮らし中の長女から連絡が入りました。

「なんだ?久しぶりじゃないか?どうした?」(私)

「いや、あのね、、成績が出たんだけどさ、他の科目は全部AとBしかないんだけどさ、何故かDが1つあってさ。。」(長女)

「別にいいじゃねーか。」(私)

「いやちょっとおかしいからさ。課題も全部出してるし、出席してるから絶対Dは有り得ないんだよね。コレから異議申し立てに行くんだ。」(長女)

「別に1科目くらいいいじゃん。、、、、、お前、、まさか、、それは必修なのか?」(私)

「そうです。。」(長女)

「と言うことは、、その1科目落としたら留年になるのか??」(私)

「、、、、、、、、そうです。。。」(長女)

「、、、、、て、、てめぇーーふざけんな!!!!」(激オコな私)

どうやら話を詳しく聞くと、課題などは全て提出しているものの、3回までしか休めない講義を余裕をかまして4回も休んだらしい。もぉ〜ふざけんなよ。
やっと大学入って安心してたのによぉ〜。もし留年となると、どうやらその1科目の単位を取る為だけに1年余分に通わなければならず、勿論学費は1年分らしい。。
滅多に怒らない私ですが、今回は耳が熱くなる位、久々に怒っています。

「とりあえず(一人暮らしの)家の契約解除してこい!(大学を)辞めるか続けるかは一回話をしよう。」(私)と言って電話を切った。

彼女のコレまでの人生はなんだかんだで挫折を知らない。私の若い頃同様、世の中を完全にナメている節がある。これまでなんとかなってきてしまっているからいけないのだ。
ここらでちょっとした挫折を味わうのも良い薬だろう。

世の中は自分が思っている程甘くはなく、容赦ない。私は大人になってサラリーマン時代にそれに気付いたのですが、早いうちに気付くのも良いかもしれません。
大学を辞めさせるか、、辞めさせてどうするかって問題もあるし、まだ一人で働いて生きていける程、彼女は成熟もしていない。
世の中には中学、高校出てすぐに独り立ちして立派に働いている人々も沢山いる。そう考えると私は親としてアマアマだったのかもしれません。
今週中には結論が出るらしい。ドキドキするぜ。はぁ〜。子供がこんな成長してまでまた悩むとは思わなかったぜ。。


あ、忘れてた!!!!!!!!!!


俺も留年してたわ!!お父さん、お母さん、ごめんなさい!!あなたたちの悩み、苦しみが今、親になって分かりましたよ!!ホント迷惑かけたなぁ。
まあ私は薬学部で男だったから5人に1人位留年しているヤツがゴロゴロ居たんで、相変わらず余裕をかましてたんですが、娘はどうだろう。
同級生が先輩となり、後輩が同級生となり「田中さん!」って「さん付け」で呼ばれる辱めとか分かってるのかなぁ。

私は留年したことによって時間が余り、勉強そっちのけで沢山ライブもしたし、留年して学年がズレたお陰で就職した会社の同期が今のヨメだったりする。
当然、留年しなければ娘は生まれていない。この「留年」と言う運命のいたずらがなければ、多分、今のケツメイシも存在していないし、今の生活も無いだろう。
ちょっとしたズレで「出会う人」も「仕事」も、それこそ「人生」も大きく変わってくるんだ。

まあ、人生は長い。

「お前そういえばあの時、留年したよなぁ。あの時はホントにどうなることかと思ったよ!それがこんな偉大になるとはな。」

なんて後で爆笑できるような人生を娘には歩んでもらいたい。やっぱり親からしたら子供はかわいいよ。

まあ色々妄想してもどうにもならないので結果を待ちます。今日もツアーに向けてリハーサル。余分な学費稼ぐ為、今日も頑張りまーす!!!

ではまた来週!!!!!