涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2018.09.25

 「残高が2000円しかありません。。」とか「急に寒くなってきて掛け布団買いたいのでお金が必要です、、」とは、月末になると決まって送られてくる「大学に入って一人暮らしを始めた上の娘」からのメールである。ヤツの家賃が58000円、水道電気ガスで10000円、携帯代は実家持ち、1日1500円で贅沢に暮らすとして1500×30=45000円。
58000+10000+45000=113000円。私は110000円の仕送りを送っている。先日ニュースで見た首都圏の学生の仕送り平均額は98000円という。バイトを合わせれば十分な額のはずだ。

 美大なので画材などに金が掛かったり、引っ越ししたての頃には分からなかった家具などが必要になるのはまあ分かる。にしてもだ。先日「焼き肉を食わしてやるから帰ってこい」と呼び出し、面談。

「みーちゃん(娘)大学出て働いたら給料っていくら位か知ってる??」(私)

「22万位かな?」(娘)

「あまーーーい!!まあ良くて額面で20万位ってところだろう?額面ってわかるか?額面てのはなぁ、いわゆる『見せかけの金額』だ。そこから健康保険、厚生年金とかさらに所得税をやられる。つーことで、ボロ雑巾みたいに働いてお前の手元に残るのは16,7万だ。」(私)

「、、、、なるほど〜。厳しぃんだね。。」(娘)

「だからな、実家では滝のように使っていたシャワーや風呂や便所の水、3か月付けっぱなしの冷房、そういったものも節約できるものは節約しなければならない。仕送りを増やすのは簡単だ。でもな、、社会人になったら自分の給料だけで家賃とか色々払って生きていかなければならない。だから今はそれに向けての練習みたいなもんだ。お前にはどこぞの芸能人のバカ息子みたいに死ぬ程小遣い貰って自活できない大人にはなって欲しくないんだよ。カッコ悪りぃだろあんなの。」(私)

「確かに。分かりました。」(娘)

なんて話をして飯を食わせ、ヤツはまた一人暮らしの家へ帰って行きました。しかしどうなんだろう。

やはり「お金が足りない」ということで時給の良いバイトを求めてキャバクラで働き始める→やたら指名してくる男と恋に落ちる→大学を中退し男の家に転がり込む→実は男がとんでもないDV&借金まみれ→その時、妊娠に気付いたが男は逃げ出す→親にも言えずシングルマザーとして生きることを決意する→生活に困窮しやむなくソープで働き始める→たまたま客として行った私に会う「お、おまえ、、こんなとこで何やってんだ!!」(私)「アンタこそなんなんだよ!このスケベじじい!!」(娘)→いよいよ一家はバラバラとなる→数が月後、娘が赤ん坊と共に無理心中したことをニュースで知る。

ってことになったらどう思う?とヨメに聞いたところ「アンタ馬鹿じゃないの?負の想像力が凄すぎるわ!!娘を信じなさいよ!そんな馬鹿な娘じゃないわよ。あの子は賢いわよ。」(ヨメ)なんて言われてしまいました。まあ年頃の娘を持つお父さんは皆心配しています。娘には頑張って勉強して働いて幸せになってもらいたい。



 ちょ、ちょっと待ってくれ!!今テレビ(月曜から夜ふかし)を流しながらコレを書いてるんですが、街頭インタビューに俺出てるーーー!!!!!!今月の初めに蒲田で後輩たちと飲んでた時に聞かれたヤツだ!「月曜から夜ふかし」とはマツコさんと村上信五君が司会を務める、主に街の酔っ払いや面白おじさんおばさんなどの素人に焦点を当て、街頭インタビューで成り立っている下品で最高な面白番組であります。

「次どこで飲む?」なんて蒲田の街をフラフラ歩いている時、前方にインタビューされてるおじさんを発見(近所の富豪、よつもとさん)

「あれ!?よつさん何してんですか?」なんて聞いたら、コレがなんと「月曜から夜ふかし」の街頭インタビューでした。あんなに有名な番組なのにインタビューするおじさんと小さいカメラ持ったおじさんの2人だけで取材していることにまず驚きました。

「蒲田の歌姫を探してるんです。」(スタッフの方)

「歌姫かぁ〜。男なら結構知ってるんですけどね。例えばコイツ。」(私)

「イイィイェ〜〜〜〜ッ♩」(とゴスペル上がりの太い美声を出す後輩J-CROWN、本番ではカット)

「ピンパブには必ず1人ディーバがいますよ。」(私)

「マイコかな?」(後輩大志)

「ああ、確かに!マイコは上手いよね。」(私)

「マイコさん!?マイコさんって方は4,5人の方々から名前が挙がっています!」(スタッフの方)

「普段は焼き鳥屋で働いてるんですけど、今日は休みみたいですね。」(私)

「分かりました!!探してみます!!それでは!」(去っていくスタッフの方々)

我々がテレビに出た(映った)のは15秒位でしたが、我々が飲み歩いているとその後もずっと街で聞き込みをされてる姿を目撃しました。その後、マイコは京急蒲田の隣駅「雑色のスナックでカラオケをしているらしい」というタレコミが入り、スタッフの皆さんは向かわれたようです。

土地柄、色んな酔っ払いに話しかけては絡まれ、それでも凄いフットワークの軽さ。翌日はマイコが普段働いているショットも撮りに来ていたようです。あのわずか数分のコーナーにあれほどの労力が使われていることに驚きました!普段から好きで何気なく見ていた番組ですが、ああいう裏の苦労を知るとますます応援したくなってしまいました!確かにインタビューなんかしても、ホントに面白い人なんて50人に1人いるかいないかでしょうから宝探しみたいなものです。大変な仕事だ。。俺もがんばろ。。


ということで、突然のチラ映りに話が逸れましたがまた来週!!!!!

素敵な1週間を!!!!!!!!