涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2018.04.03

 皆様、初めまして!ケツメイシでMCを担当しておりますRYOこと「ドスケビッチ・オナゴスキー」と申します。「え?『初めまして!』ってこのおじさん何言ってんの?」と思われた方は鋭い!このコラム、実は14年目を迎えておりまして、この4月を機に「SAMMY×KETSUMEISHI.COM」(サミケツドットコム)へと引っ越してまいりました。今や「らくらくホン」ですらスマホになるこの時代に「ガラケー」の皆さんを相手に細々と連載を続けて参りましたが、いよいよ限界が来てしまったようです。ということで今週からこのサイトにて週1の連載を続けていくことになると思いますのでどうぞよろしくお願い致します!!



 やはり初めましての方々も多いと思いますので自己紹介をさせていただきたいと思います。「ケツメイシ」という名前だけは聞いたことがあるという方は多いのではないかと思います。

「ケツメイシ?あ、あの『さくら』の一発屋の人たちでしょ?解散したんじゃないの?」

なんていう世間の声が大半だと思います。半分正解!!!滅多にテレビやレディオに出ることもない(出れない)我々ケツメイシは、大体2年に1枚のアルバムを出しては2年に1回の全国ツアーを回るという「横漏れギャザー」からも染み出すほどユルユルなペースで活動しております。娘が小学生の時はあまりにヒマすぎて「PTAおやじの会会長」を務めたほどです。たまに電話のある実家の母輝子からは「りょうさんたちはまだやってるのかしら?」なんて聞かれるほどです。優秀なスタッフの皆さんの手助けを受け、自分たちのペースでのんびりやらせていただいております。

ケツメイシのメンバーが「そもそも何人いるのか?」「顔すらもよく分からない。」という方々がほとんどだと思いますが、それで十分です。顔のレベルで言うと、中の下ぐらいのチビ(私)とデブとハゲとアル中の「4人組のおじさんグループ」とだけ覚えておいて下さい!ココは試験に出ます。そのチビ担当の私がRYOです。人生も子育ても「折り返し」の45歳。週2の立ち飲み屋、月2のピンパブ、月1の風俗がせめてもの「息抜き」という、どこにでもいる平均的な日本のおじさんです。

そもそも「ケツメイシ」ってどういう意味だよ。ふざけた名前だな!「なんだよケツって!」という方々もいらっしゃると思いますがそのご指摘もごもっともです。「ケツに名刺を挟むのかコノヤロウッ!」という寒い意見もあると思いますし、実際CDの封入特典でそのようなシールを作ったこともあります。コレもそれほど深い意味もなく、『決明子(けつめいし)』というエビスグサの種の生薬名であります。「ゆず」とか「メロン記念日」とか「つまみ枝豆」とかとノリは同じだと思います(深い意味があったらすみません!)。大学で生薬学の試験の前夜に「グループ名を決めようか?」という話になり、手元にあった生薬辞典をパラパラ漫画みたいにめくり、偶然突っ込んだ手のページが「決明子」だったというわけです。
当時、周りでライブをしているグループ名が横文字の人たちが多かったので「カタカナにしたらライブのチラシでも目立つんじゃないのかな?」という考えも勿論ありましたね!

最初の同級生とグループを組んだのが93年、大学で留年して置いていかれ今のメンバーの皆んなで初めてインディーズでCDを出したのが99年、遊びが仕事になりメジャーデビュー、アルバム10枚出しての今年が2018年。もはや人生の半分を共にする「腐れ縁のおじさん4人組」。それが我々「ケツメイシ」なのです。

なんとなく我々の人となりが分かっていただけましたでしょうか?メンバーを声で区別をするとなると、曲の中で甲高ボイスで主にラップをしているのが私RYO、味のある歌声でボーカルを担当するのがRYOJI氏、カチンコチンの筋肉質で不器用な体と声でラップをするのが大蔵氏でございます。ライブ中、後ろで飲んでるのはDJ KOHNO氏です。そんなメンバーの中、最年長の私、RYOが「日常」や「ギャンブル」、「経済問題」は勿論「男と女の情事」、「子育てから日本の未来」にまで鋭くメスを入れていこうというのが本コラムなのです。まあそれほど肩肘張らず、のんびり書いていこうと思っております。野球界で言えば3割打てば一流ですから、10回のコラムで3回位「ニヤリ」とできるレベルを目指していきたいと思いますので今後ともどうぞ宜しくお願いいたします!!!!!今回は初めましての方々も多かったと思いますので自己紹介がメインとなってしまいましたが、次回からは通常モードに戻ります。

それではまた来週!!!

実りある1週間を!!!!