涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2018.03.22

 先週の土曜日は上の娘の高校の卒業式がありました。これで子育ても人生も折り返し地点、箱根駅伝で言えば芦ノ湖を通過したことになります。
うちは上の娘が大学で下が高校入学の「ダブル入学」という一番金が掛かるパターンです。「家族計画」という言葉がありますが、やはり3学年差は止めるべきですね。
双子とか三つ子ちゃんが間に入っていたらどうなっていただろう、歌手としてヒットにも恵まれてなかったら一体どうなっていたんだろうと考えるとホントにゾッとします。
いつも言っている通り、自分が親になって子供がデカくなればなるほど親の偉大さを改めて感じますね。
自分がどんだけ愛情を受けて、大人になるのにどんだけお金が掛かってたかなんて、自分が子供の時には想像もしなかったです。

まああと数年頑張って、子供らが自分の稼ぎだけで生きていけるのを見届けた時が「子育て終了」の時期なのかもしれません。

卒業式のあとの晩、娘を連れて私がいつも行く立ち飲み屋に行きました。そこの店員さんたちの働きぶりを見て何かを感じて欲しかったからです。
カウンターから店長さんを見ていると、料理を作りながらも色んな常連さんと会話をし、バイトには指示を出し、常に頭と手と口がフル回転で感心させられます。
グラスの酒が無くなりかければ「次どうしましょう?」と常に気が効くのです。娘の高校はバイト禁止だったのでまだバイト童貞なのですが、
やはり父親としては「飲食でバイトをしていた子は気が効く」と常日頃思っているので、娘のバイトの就活を兼ねて連れてきたというわけ。

「○○くん(店長)、うちの娘、バイトで雇ってくんない?」(私)
「もちろん!今、人が足りないので明日からでも来てください!」(店長)
「おお!やったな!!明日から来ていいってよ!学費を出せとまでは言わないが、もう大学生なんだから小遣いは無し。自分の遊ぶ金と携帯代くらいは自分で稼げ!」(私)
なんて言ったのですが、娘には全くここで働く気は無いようでした。
「アンタとかアンタの知り合いばっか来て、しかも酔っ払いで、、どうせ皆んな冷やかしで見に来るんでしょ!!絶対にここだけはイヤだね!!」(娘)
なんて言われてしまいました。ホントに勿体無い。ここで働けば「空気を読んで行動する」という今後の人生で一番大事なことが学べるのに。。

「じゃあ何のバイトをするんだ?」(私)
と聞いたら
「コンビニでバイトするのが昔から夢だった。」(娘)
なんていうわけですよ。そりゃコンビニで働いていて凄い人も確かにいますよ。うちの近所のセブンイレ○ンの天野くんなんて、近所のおじさんが吸うタバコ全部覚えていますからね。
タバコを買う気がない時も「今日はこちらは?」なんて私が吸うタバコ差し出してきたら思わず買っちゃいますから。
たまたま近所のおじさんと飲んでて「あそこのセブンイレ○ンのアイツすごくない?」なんて話題に上がるくらいですから。まあ天野くんは別次元だよ。
コンビニの店員であれほど気が効く人間を私は天野くん以外知らない。ま、天野くんに弟子入りさせるという別案もアリですかね。

なんて色々書きましたが、どうせ親の言うことなんて聞かないでしょうし、自分で見つけてうまいことやってくれ!今週はそんな親父のボヤキでした。
また来週!!!!