涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2023.12.05

 日曜日、電車に乗っているとベビーカーを押した色っぽいヤングママが乗車、それを見るやいなや75歳くらいのおばあさんが、

「ちょっとアナタ、ココに座って!」

と立ちあがろうとするも、ヤングママは、

「すぐ降りますんで、、大丈夫ですぅ〜。」と感じ良く断ります。

次の駅、ヤングママは降りなかった。今後の展開はどうなるものかと、私も手にしていたスマホをポッケにねじ込み注目。するとやはりあのおばあさんが出てきました。

「あら、アナタまだ降りないんじゃないの!?も〜う、座ってぇ〜!」

「いえ、ホントにもう、すぐ降りるんで大丈夫です🎵」(ママ)

ヤングママは次の駅でも降りなかった。

「ちょっとアナタ〜!もうホントに座ってちょうだいYo〜!!」(おばあさん)

「、、、、、大丈夫ですぅ〜〜。」(次第に注目が集まり頬を赤らめるママ)

また次の駅でもヤングママは降りなかった。

「私もねぇ〜3人息子育てたから、その時期はホントに大変よねぇ〜、、だからホラ、お座りになって」(おばあさん)

「(ベビーカーを)私が押さえておきます。(座ってください)」とは、側に立っていたおじさん。

「本当に次で降りますんで大丈夫です!」(ママ)

で、やっとママは「本当に有り難うございました!」と、おばあさんに丁寧にお礼をして降りていきました。ママは本当に降りる駅だったのか、それとも注目の辱めに耐えられなくなったのか、それは分からない。でも、、なんなんだ、この優しさの大渋滞は!日曜の昼からホッコリさせやがって。。皆んながコレだけ優しさを持って生活していれば世の中はもっと平和なんだろうな。

五反田駅で山手線に乗り換える。次の大崎駅でまたベビーカーのヤングママが乗り込んできた。ただ、今度は双子ちゃんで縦に「2シーターの超ロングタイプ」ベビーカー。

「カッケー!!(横タイプは見たことあるけど)こんなのあるんだ。。」

なんて思ってたら、1人の赤ちゃんがぐずり始める。おお良いね。泣け泣け!赤ん坊は泣くのが仕事だ。君が立派に大人になってちゃんと働いて税金を納めて、俺の年金も頼むぞ。なんて未来に思いを馳せていましたが、先ほどのローカル線と違いコレは都会の山手線。

お母さんも「泣かれては困る」と、スマホで(たぶん)アンパンマンを見せる。すると後ろの子のケアーが手薄になったのか、今度は後ろの赤ちゃんが泣き始める。それに釣られて落ち着いていたはずの前の子も泣き始める。兄弟合わせての大音量の「泣きのハーモニー」。

お母さんも焦り始めて気の毒。全然気にする必要なし!私も変顔で前列の赤ちゃんにアピールするも全く効果なし。それにしても「うるせーな」的な顔をするヤツが周りに若干いるのが信じられん。お前らだって赤ん坊だった時期があっただろうに、ましてや彼らは俺らの年金も払ってくれるかもしれない、希望の塊でしかないのに。。

こういうヤツらは子育てをちゃんとしてないんだろうな。俺は自分で言うのもなんだが、スゲーやったと思う。

それにしても双子のママはスゴいですね。アレ風呂とかどうやって入れるんだろう。うちの子供は3歳違いで一人ずつだったから、まだ動かない時期は風呂の蓋に寝かせて自分の体を洗う余裕とかもあったけど、同時に2人は絶対無理!!!マジで尊敬!!

有楽町で降りて事務所の後輩のコンサートを近所のおじさんと見にいったんですけど、その前に中華料理屋で飲んでいたら、事務所の高齢出産の熟女ママも参加してくれました。我々のコンサートの物販とかの仕事をしてくれていた彼女ですが、今は大阪からリモートで仕事をしているようで久々に会えました。

息子が1歳ちょっとで、ちょうど「喋り出しそう世代」でコレまたカワイイ。「1歳児はチャーハンで決まりでしょう」と注文するも全く食べてくれない。割り箸を「サッ」って床に落とすのがお気に入りのプレー。

「おい、なんとかまだ母乳出ねーのか?」(←断じてセクハラではない!)

「りょーさん、もう出ねーすっ、3ヶ月くらい前に急に飲まなくなって、辞めたら出なくなりました!」(事務所の熟女)

でもこの子は全く泣かない子でお利口さんだったなぁ。彼女もなんか元々子供好きみたいで、育児とかにも疲弊してない感じで安心しました。

「まあでも、15年もしたら『うるせーババア!!』とか言われんだから、適当に手を抜いて子育て頑張ってくれ!」

なんて言って、後輩のコンサートを見に行ったんですが、「子供の限界が来たのと風呂に入れる為」、彼女は途中で帰って行きました。

いやぁ、この日はホントに赤ちゃんに縁がある日だったなぁ。全国の絶賛子育て中のママ頑張れ(←好感度アップ)!毎日だからなぁ。ちょっと抱っこして「カワイイ、カワイイ」じゃないですからね。そりゃたまには首絞めたくなることあるよ。それが当たり前。良い意味で適当に!!

じゃあ、また来週!!!

2023年も終わりですね。「良い年だった、、」と振り返られるよう後半盛り上げていきましょう!では!