涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2023.11.21

 先週は「弾丸めんそーれ」をして参りました!

1泊2日の沖縄旅行。恒例のアルバムジャケットの撮影です!次のアルバムで13枚目となりますが、1枚目からずっと4人の汚いおじさんが首里城をバックに撮影!慰安旅行の「記念撮影スタイル」です!!

今時、インディーズバンドでもこんなダサいジャケットが果たしてあるのでしょうか?CGの発達した今、曇りも晴れにできますし、先進的でイケてるジャケットなんて作ろうと思えば作れるはず。

なのにわざわざ「ブサメンおじさん4人組」を表紙に持ってくるこの勇気。マイナスプロモーションでしか無いでしょう。ただ、過去12枚のアルバムを順番に確認してみると、コレがなかなか面白い。この20余年に渡る活動での変化が見て取れます。

収入の増加とともに、ボーカルの巨大化、着ている物の若干の高級化、全員の老化を確実に捉える画像の鮮明度UP、等など、1年半から2年おきに出るアルバムその1枚の間の変化はわずかですが、4枚分くらい飛ばすとグッと老け込んでるのが分かってグー!

やはりコレは表面的にはアルバムジャケットですが、実際にはケツメイシメンバーの「成長と老化」を残した記録写真、まさに「記念撮影」と言って良いでしょう!あと5枚続ければ、リアルにシワシワでハゲ散らかした味のある良い写真が取れるかもしれません。

さあ、どこまでイケるのか。。この先、やる気が無くなるのか、レコード会社に契約を切られるのか、メンバーが死ぬのか、どういう形で「最後の記念撮影」になるか分かりませんが、コレまでと同じように、まずは目先の仕事を1つ1つ真面目に取り組んでいくことですね。そうしたら気付いたら24年でしたから!

昔に書いたかもしれませんが、そもそもなんで首里城で撮影をするようになったかというと、コレは多分98年か99年、「fine」(という当時、イケイケのサーファーや若者文化に特化したファッション雑誌)のクラブツアーで全国各地でライブをし、沖縄を訪れたのが始まりでした。

当時の私は、修学旅行以来の2回目の沖縄。大人になって初めての南国にブチ上がります。クラブにはタダで飲める泡盛があり、ベロベロでライブした思い出があります。お客さんも超絶ベロベロ。カオスな光景に「なんて良い島なんだ!」と、感銘を覚えました。

自信を持ってこいた屁が、飲みすぎで茶色いお汁が出ちゃって、パンティーをゴミ箱に捨てたのも良い思い出。なんくるないさー。

居酒屋も当時は朝の10時過ぎまでやってて、東京に帰る日も「飛行機で寝ればいいさー」なんて昼前まで飲んでた居酒屋。その時の、

「もう沖縄なんて2度と来れるか分からないから、ここでアルバムのジャケットを撮ろう」

なんて会話から、

「どうやら首里城っていうイカした名所があるらしい。そこで撮ろう!」

なんて言ったのが始まり。「一番上まで登って撮ろう!」なんて言っていたのに、全員二日酔いで気持ち悪くて、最初の守礼門をくぐったところで、

「吐きそう。もう、ここで良いよ。。撮ろう。。」

なんて撮ったのが一番最初の「ケツノポリス」。

アレから23.4年、途中1回だけタイに浮気した事もありましたが、ずっと沖縄で撮らさせて頂いています。本当に不思議なご縁に感謝!!

そんな我々のニューアルバム「ケツノポリス13」は来年、2024年1月31日発売です!ジャケットは撮ったけど、こだわり過ぎてまだ中身は出来てないんです(笑)

さあ、そんなわけで本日もレコーディングに行ってきます!!!間に合うのか?!ちょっと焦ってきましたYO!

では忙しいので、また来週!!!素晴らしい1週間を!!!!