涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2023.06.20

 今思えば、我々、昭和世代は随分と理不尽な時代に育ったモンです。

「バカモーン!廊下に立っとれー!!」

なんて、昔のテレビの「ドラえもん」でも「のび太くんがバケツを持って廊下に立たされる」なんて場面がよく放送されていましたが、今ではそんな光景もすっかり見なくなりましたね。

今アレをやったら、すぐチクられて教育委員会でもちょっとした問題になりそうです。

夏の合宿とかでも、部活で練習中に水を飲むのは禁止でしたし(←意味不明)、「喉を湿らすためにうがいはして良し!」なんて言われて、コップでうがいして、コップに戻した水の量が少しでも減ってたら、

「てめー飲みやがったな!」

なんて引っ叩かれる事もありました。そう、時代は根性、根性、ど根性世代。今思えばホント、ほとんどコントです。

ああいうのっていつの時代から無くなったんでしょう。今、50歳の私が中高の時代は確実に存在してました。

うちのDJ河野が45歳でヤツの時代もあったそうなんですが、ヤツは高校がスポーツ推薦の為、部活の先生も根性ではなく科学的な知識を持った先生もいたらしく、「うさぎ跳び」はある時期に禁止になったそうです。

そう考えると、昭和50年代半ば生まれ位までなのかしら。。

兎に角、ホントに酷い時代でした。体育の先生は基本、竹刀がセットです。サッカー部の友人も、

「お前らは気持ちの入ってないプレーをした!だからお前らは負けたんだ!!!」

なんて、試合後に顧問の先生の説教が始まって、竹刀の柄の部分に両手をついて、すげー怒鳴り散らして、それがまたずーっと怒ってて、

「はぁ、、また始まった。。。」

なんて思いつつ、先生と目が合うとまた何言われるか分からないから、皆うつむきながら説教聞いてたんです。

そしたら生徒の1人が、先生の短パンから「片キン」がハミ出しているのに気が付いちゃって、「すげー怒鳴り散らしてるのに『キンタマ』が出ている」というその光景が面白くて、

「ププーッ!!」

って笑いそうになるのを必死に我慢して、でももう可笑しくて肩が揺れちゃってるんだけど、歯を食いしばって泣きそうになってるみたいな表情でやり過ごそうとしたら、他のヤツらも「片キン」に気付き出して、でも皆んな笑えないから同じように肩揺らしながら泣きそうな顔で堪えてたんです。

そしたら「皆んな悔しがって泣きそうになってるのか。やっと俺の思いが伝わったか。」みたいに先生も少し納得気味になって、説教が終わりそうになったその瞬間、、先生が一歩ずれたら、「片キン」が引っ込んで元に戻ったんです。それを見たヤツが小声で、

「あ、引っ込んだ。。」

って言ったら、もう皆んな耐えきれなくなって爆笑しちゃって、、また先生キレちゃって罰走1時間くらった。。なんてそんな話を聞かせてくれて私も爆笑しました。

それも今となっては良い思い出です。

なんか酷い話だけど、土日に部活来てる顧問の先生とかって今思えば休みとかも全然なかったんだろうな。

人を怒るって凄いパワー使うし。なんだかんだでスゲーよ。

私も体育の先生が担任だったんだけど、今だに年賀状とかくれるし、何回か飲みにも行ったもんなぁ。愛ゆえの拳か。。今じゃ大問題だろうなぁ。。

平成生まれの皆さんどう思います?最近「パワハラ」って言われるの怖いから若手を飲みに誘えないおじさんのボヤキでした。

ではまた来週!!!!