涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2023.04.18

 母親が亡くなって40日、父、淳88歳の食生活が乱れております。

様子を見に静岡に行った時もカップラーメンの残骸がありました。

少なくとも私が実家にいた頃は、父親がカップラーメンなんて食べてるのを一度も見たことがありません。うーん、心配だ。。

「ちゃんとご飯食べてますか?」

なんてたまに電話しても、最近は朝ちょっと食べて、午後2時過ぎに散歩に出て遅い昼食を取り、夜飯は食べず、酒だけ飲んで寝ているらしい。。コレは心配。。

炊飯器の使い方は教えてるし、コメは炊けるし餓死する心配はないと思っていたのですが、どうやらそういう気力も湧かないみたいだ。

お金に困っているわけでもないし、

「飯を作りにきてくれる家政婦さんみたいなのを雇ったらどうですか?俺ら(兄弟)も(東京から)しょっちゅう来れるわけじゃないし、1人で倒れたりしたら発見が遅れてしまいます。。」

なんて以前言った時も、「分かった。」なんて言ってはいたのですが、この前電話で話した感じだと、まだそういうのはやっていないようです。

なんか家族以外の他人を家に入れるのが嫌みたいな感じで。。もっと強く言わなきゃダメなんですけど。。

昭和のラストサムライはひたすら外で働き、家事、子育ては全て母任せ、圧倒的な威厳と存在感のイメージは未だ残っており、今でも父と敬語で話すような関係ですから、私も父に強くは言えないんです。

母親のことが大好きで、外食もほとんどせず、仕事から夜遅く帰ってきて、母親のつまみを食いながら晩酌するのが、多分唯一の楽しみだったはず。

50年以上続けていたそれが無くなってしまったのだから、父上の喪失感は私の比ではないはず。

葬儀のミサの打ち合わせの時、神父さんが言ってたんです。

「奥さんが亡くなった後の3ヶ月。この3ヶ月が一番、悲しくて、寂しくて、辛い時期です。息子さんたちもどうぞお父様を支えてあげてください。」って、

確かに亡くなったばかりの時は、「火葬だ、葬式の手配だ、役所だ」とか、やることがありすぎて悲しんでる場合じゃなかった気がします。

ちょっと落ち着いた今が精神的にきついんだろうな。コレから兄弟で父上を支えないと。

でもまだやることが沢山あって、人が亡くなると銀行止められるじゃないですか?アレの手続きが半端ないんです。

母親は専業主婦で年金暮らしだったから別に財産があるわけじゃないんですけど、それでも相続の手続きをする為の書類を集めるのが大変。

「出生から亡くなるまでの母親の戸籍謄本を用意しろ」

なんて言われても。。

なんでそんなもんいるのかと思ったら、「実は以前、結婚していて息子がいました」、とか「隠し子が2人いました」とか、亡くなった時点の戸籍では相続人全てを確認できないから、戸籍を遡って相続人を確定する為なんですって。

世の中知らない事ばかりだ。。

かーちゃん死んで家族が絶望に暮れてる時にそんなことまで求めないで欲しいです。。全く。。

でも私の友達の同級生にも、10年位前に腹違いの弟がいるのが分かって(その時の感動の再会は大昔の本コラムで見れます)、そして何とビックリ!本人もう50歳なのに今度は種違いの兄が大阪にいることが年明けに判明!

「実は話がある。」

って、その同級生のお母さんが本人にまさかのカミングアウト。お母さんファンキー過ぎだろ!

まあ、そういうこともあるからね。やはり書類は必要なのかな。。。

サラリーマン生活30年の兄貴がそういう処理が得意で(私は脳ミソの関係で難しい文章が読めなくて全然ダメ)協力してやっていたんですが、色々進めてきた所で、母上の実印が銀行の貸金庫にあり、その銀行も閉められたからその貸金庫も開けられず、、実印が入手できなくて、、、、

終了ーーー!!!!

もう素人では太刀打ちできないのでプロに任せることになりました。

母親の口座なんて父上はもちろん誰も「何処に何がある」とか知らなかったもんね。

父上も8個上だし、自分が先に亡くなる前提で全て考えていましたから。

母に少しでも残せるようにマンションも共同名義にしてたり、とにかく未亡人になるであろう母親のために色々やってたことが今となっては全て裏目になってしまいました。クソっ!!

Sammyさんも、20年ぶりの「北斗の拳」が出て盛り上がってるって時に、、こんな家庭の事情で貴重なスペースを使ってすみません!

でも皆も、そろそろ親が危ない年でしょ。

自分の親は死なないと思ってたけど、やっぱり死んじゃうんです。

こういう事は知っておいた方が良いし、準備もしておいた方が絶対良いです!

最低限、銀行口座、保険、土地建物の権利書、全て親には書き出してもらい、保管場所を明確にしておいてもらいましょう。

ギリギリの危ない時期になってからそんな話すると、

「アンタ!遺産でも狙ってるんでしょ!」

なんて言われたら、お互い気分が悪いですもんね。

そんなわけで来週もチョロっと静岡に行って父上の様子を見てきます。

色々あるけど、皆、がんばろーぜ!良いことも悪いこともそれほど長くは続かないのが人生だよ。

じゃあまた!!



そういえば社会人になって家を出た長女が音信不通だな。頑張ってるのか?無事なら別に良いんだけど、たまには連絡しろ!

それでは再びまた来週!!