涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2023.01.10

 新年あけましておめでとうございます!

週1回の「おじさんのボヤキ」で綴る本コラムも、今年でなんと18年目!

「もういい加減辞めろよ!」とは言われておりませんので、このままヒッソリと続け、2023年も何とか乗り切りたいと思います。

本年もどうぞ宜しくお願いします!



18年も経てば人生のステージも色々と変わります。

つい先日までオムツを替えていた娘たちも上の子は春から就職、下は今年から専門学校に通います。

この学費地獄ともあとわずかでお別れです。

いやぁ、振り返れば長かったようで短かったような。

私なんか浪人と留年を繰り返して25歳まで学生でしたから、本当に親には迷惑を掛けました。

と同時に改めて自分が親になって自分の親の偉大さを感じたこの20年でしたね。 

近所のおじさんたちの娘も既に働いていて、東京勤務なので実家から通っていたりする子もいるんですが、実家で暮らすのが良いのか、家を借りて一人暮らしをさせるのが良いのか親としては悩みどころです。

「就職してから家にお金とかいれさせてるんですか?」(私)なんて聞いてみれば、

「月に3万入れさせてるよ。」(近所のおじさん)なんて言われたので、

「じゃあうちも毎月3万取って、それを貯め続けて、娘が結婚とか転勤とかで完全に家を出るって時に渡してやろう」なんて思っていたのですが、

どうやら上の娘はもう一人暮らしをして、自立して生きていくことを決めているみたいです。

不動産の賃貸物件とか色々見ているみたいですから。

でも、東京って家賃は最低でも5、6万はするし、それを新卒の安月給から出して、公共料金や携帯代も払って生きていくって結構大変だと思うんですよね。

しかも一人暮らししても、住む場所の家賃を考えれば職場は当然実家から通うより遠くなるし、「それ意味あるのかな?しばらく実家で金貯めれば良いのに。。」

なんて思ったりするんですけど、まあ自分で決めたことなら頑張って欲しいですね。

まあ、私が子離れしないとダメなんでしょうね。寂しくなるなぁ(泣)。。

まあ子供達は良いのですが、私のようなアラフィフ世代が心配しなければならないのは親。

もう親父は今年88歳で母親が81歳になります。

正月に会いにいく予定だったのですが、上の娘がコロナに罹ったので「今年も辞めとくか。。」なんて思っていたのですが、父上から母親が倒れたと聞いて急いで向かいました。

「(母親の)風呂が長すぎる。」と覗いたらぶっ倒れていたそうです。

親父は医者なので脈をとって適切な処置をして、その晩は乗り切り、翌日私も急いで会いに生きました。

約2年半ぶりに会った母親はもの凄くおばあさんになっていました。

お土産で持っていった羊羹の包みも自分で開けられず、なんだか物凄く暗い。

一昨年、帯状疱疹を患ったあと、帯状疱疹後神経痛で目の奥にずっと痛みがあり、出歩くのもすっかり億劫になってしまったようでした。

老人は動かなくなると急激に弱る。

親父曰く、老人性の鬱でゆっくり認知症も進んでいると。。

でも私や孫に久しぶりに会って話しているうちに、だいぶ笑顔も見られて昔のようにペラペラ話していてホッとしていたら、一瞬呂律が回らなくなりヨダレを垂らしました。

そのことを親父に伝えたら、翌日知り合いの脳神経内科に連れて行ってくれたようで、軽い脳梗塞のような症状も見られると言うことでした。

血栓を溶かす薬を入れ若干効果はあったようで一安心。

でも、日々、様子を聞いているのですが「う~ん。あんまり調子は良くないなぁ。。」と親父。

親父は猛烈に働いてきて、これまで飯なんか作ったことないから、スーパーで適当に買ってきてチンして食べているみたいです。

それに母親の面倒も診ててだいぶ疲れているみたいでした。

月末からまた健診のバイトがあるみたい(87歳でまだ働いていることが驚き)で、家を空けるのが心配だと言っていました。

これでは父親も疲れて共倒れしてしまう。

これがテレビでよく見てた老老介護ってやつか。。

いきなり自分の身近で始まったことがショック。

このまま母親の状況がもっと悪くなれば、この前帰った時の会話がまともに会話できた最後の会話になるかもしれません。

私の母親は周りを明るくする本当に太陽みたいな人だったのに本当に悲しい。

もっと近くに住んでいれば良かったんだけど、明日はヨメが飯を作りに行って、明後日は私も行って市役所に介護認定の申請の準備をしに行きます。

こういう時は家族で助け合わないとね。

つまり私が何が言いたかったというと、私のように親が高齢のアラフィフ世代は、

「会えるときに親に会っておけ」

ということです。

大体みんな働き盛りで仕事も家庭も大変だったりで自分に言い訳して、私も盆と正月位しか親に会わないでいました。

4、5年前は、

「あと何回両親と飯が食えるかな?」

なんてしみじみと考えていたけど、そういう瞬間は突然くるんです。

この前、弱った母親を見て改めて感じました。

今年はツアーが無くて良かった。

後で後悔しないように今までの親不孝を取り戻すつもり。

なんか新年早々暗い話ですみません。

でもやっぱり「会えるうちに親にいっぱい会って自分の元気な姿を見せてあげてください。」

おじさんとの約束だよ!

じゃあまた来週!!今年もおじさん呟きは続きます!

では!!