涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2022.11.29

 アッサラーム・アライクーム!

皆さん、こんにちは!私は久々の海外旅行でアラブ首長国連邦(UAE)に来ております!

更に隣の国、カタールに移動しサッカーW杯を観戦するのが旅の最大の目的です。

コロナによる渡航の制限と収入激減により、ホントに久しぶりの海外旅行になります。

中心都市ドバイへは成田空港から11時間。これ程の長いフライトは大昔にイギリスに行った以来。

完全にケツが2つに割れました。

おまけにエコノミークラスの狭い席では、オイニーきつめの現地の方々に両サイドを固められ、マジでこの11時間は拷問の領域でした。

臭いのはもちろんですが、香ばしいスメルというのは鼻だけではなく、目にもクルということを今回は学びましたね。。

こればかりは誰も悪くありませんので、私が耐えるしか選択は無いのでしょう。

そんなわけで、ドバイ国際空港に到着!タクシーで予約したホテルに向かいます。

明け方に到着し、まだ薄暗い窓の外には、あのテレビでよく見掛ける「超高層ビル郡」が立ち並ぶドバイの風景がありました。

「すげー!!スゴい景色だ。。」

なんて言ってること1時間位、ホテルに到着しました。

「あれ、、なんかガチャガチャしてるね。」

後輩と一緒に来てるので、「寝れればホテルなんてどこでも良いでしょ。」と激安ホテルを予約した結果、かなりのゲトーエリアだったようです。

地元蒲田駅東口の呼び込みが沢山いるような雑多なエリアに似ていて不思議と落ち着きます。

受付でルームキーを渡されます。我々の部屋は3階、エレベーターの押しボタンを見ると、なんと3階までしかありません!

「おいおい、やベーな。ドバイのホテルで最上階に宿泊だってよ!」

その最上階からの眺めは、、お向かいさんの地味なベージュのパンティーの洗濯物がヒラヒラ風に揺られているのが見えます。

窓を開けると縁にはハトのクソだらけ。

うーん。実に良い。私が旅に求めていたのはこういうことだ。

家族とか子供たちと旅行に行く時は、治安とか衛生とかを考えてそれなりに良い所に泊まりますが、おじさんだけならどうでも良いんです。

早速、街を散歩。風向きによってワキガ臭とスパイシー臭が交差するナイスなエリア。

後から聞いて分かったのですが、このエリアはインドとかパキスタンの方達が多いエリアだったようです。

物価をチェックするために地元のスーパーを確認。

来る前は何でも高そうなドバイのイメージにビビっていましたが、意外にも物価は安く、ペットボトルの水が1ディルハム(37円位)、オロナミンCが200円位です。

バナナは量り売りでこれもまた安い!アラビア語(絵みたいで右から読むらしい)は全く分からないのですが、ほとんどの場面で英語は通じるので、この地でも全然生きていけます。

部屋に戻り、日本から持ち込んだ日清カップラーメンを食す。やはりウマイ。

飛行機に乗ってて完全に忘れていましたが、その日は私の誕生日でした。

節目の50才を迎えた第一食目がカップラーメンだったことは、今後の私の記憶にも残り続けることでしょう。

夜は面白いネタを探しながらぶらぶら歩き、一番最初に目に入った現地の床屋へ。

「オイ、オレをカッコヨクシロ。キョウハオレのタンジョービダ。50サイダ。オレをミスターハーフセンチュリーとヨベ!」

などと粋なカンバーセーションをかましつつ、店の3席ある作業椅子のセンターに着席。

自信無さげな若手っぽい床屋のにーちゃんが来たので、

「オマエナンネンメダ?」

と聞くと、何故かそいつは応えず、隣のおじさんが、

「ホボ1ネンダ!」

なんて言われて一抹の不安がよぎります。

いきなりのサイドからのバリカン攻撃に内心「終わった。。」と思いましたが、「髪なんでまたすぐ生える。日本に帰ったらワン◯ヘアー(いつも行ってる床屋さん)で直してもらおう。」なんて様子をみます。

こちらの人たちはサイドを刈り込むのが流行りのようです。

そこからバリカンをハサミに持ち替えチョキチョキ。自分では見えないので後ろで見ている後輩に確認。

「今、どんな状況??」(私)

「いや、意外というか、、スゴい上手です!」(後輩)

約15分。カットは終了!

オモロな髪型を期待していたのですが、全然普通に男前にしてくれました。

困るよ!ネタにならないじゃないか!!

そんな感じで初日を終え、就寝。夜中の3時半起床。パスポート持参でアール・マクトゥーム空港へ行きカタールへ。

サッカー日本代表第2戦目、対コスタリカ戦の結果は皆さんもご存じの通り、私の君が代の熱唱は届きませんでした。

疲労困憊でドバイに戻ります。

私自身、日帰りでパスポートのハンコが押されたのは初めての経験でした。

最後のスペイン戦、もう一回行きます!日本代表の皆さん、男を見せてくれ!奇跡を起こしてくれ!

そんなわけで皆さんも奇跡を信じて応援しましょう。

というわけで旅先にパソコンを持たず、携帯電話でこれを打っていますが、老眼が進みつつある私にはもうこれが限界です。誤字脱字もあるでしょうが気にしないでくださいね!

そんなわけでまた来週!!