2022.09.27
再びツアーの中、休み中。
コロナ禍でライブ会場が思うように抑えられず、今回のツアーは月に1回か2回の、
「あの人、いーつも昼からブラブラしてるけど、一体何やってる人なのかしらねぇ~?」と、
近所のゴミ出しのマダムたちに囁かれるレヴェル。
ところが来月はスケジュールが上手く取れて月に3回もあります。
コレはウィズコロナ時代となった今、私の行動管理が非常に重要になります。
コレまでは土日にライブがあれば、打ち上げでワッショイし、
ホテルの狭い風呂で「何人入れるかゲーム」をしたり「裸組体操」を組んだり、
だいぶ密で過ごして参りました。
なぜかと言うと、国立感染症研究所によれば、
オミクロン株の感染暴露からの潜伏期間の中央値が2.9日。
ライブの土曜日に感染しても土日のライブは乗り切れて、感染したとしても、
(私の周りの人たちを見ると)大体10日以内には完全復活していて、
今なら特に基礎疾患もない私なら最悪感染してもツアーに穴をあける事なく乗り切れると
勝手に判断していたからです。そうです。私、バカなんです!
来月はライブが3回ありますから、もし罹った時のリカバリー期間が足りません。
コレは一大事です。ですので、大人しく節度を持って行動し、細心の注意を払いたいと思います。
でも今、上の娘の仲良しの間でめちゃめちゃ流行ってるんですよね。
家族からの流れ弾にも気を付けなきゃいけないし、ホントにいつまで続くのかしら。。
そろそろ良い加減にしてもらいたいですね。。
そんなわけで、先月うちの下の娘も二十歳になりました。
二十歳といえばお酒が飲めますよね?よくアイドルの人が、
「もうすぐお誕生日ですね!二十歳になったら何をしたいですか?」なんて聞かれて、
「そうですねぇ。。やっぱり、お酒を、ビールなんか飲んでみたいですね!!うふふ。」
なんて言うのを見るにつけ、
「ウソつけ、お前もうガブ飲みしてんだろが!!」なんて冷めた目でそれを見ていました。
昭和、平成では高校を出て大学に入ったり社会人になれば、新人歓迎会もありますし、
時代的に暗黙の了解で飲酒が認められていたからです。
ところが、うちの娘はホントに真面目でね。
正月のお屠蘇も外食に行った際の食前酒も、
「コレは法律で認められているから、親の前で飲むのは大丈夫なんだよ。」(私)
なんて言っても頑なに拒否。
ホントに二十歳になるまでマジで一滴も飲んだ事なかったんです。
それで先月夏休みも終わるから、二十歳の誕生日に旅行でも行こうなんて旅館に泊まったんです。
夕食の時、食前酒の小さい柚子蜜酒をグビリ。
「どう?人生初めてのお酒は?」(私)
「いや、、コレはジュース?」(娘)
「いやいやお酒だよ。じゃあ梅酒でも飲んでみれば?」
「うん、、コ、コレは美味い。。」(娘)
「イケるねぇ~。じゃあ日本酒いってみようか!パパとママは辛口派だけどどうする?」(私)
「お酒に辛いとか甘いとかあるの?、、うーん。じゃあとりあえず甘口いってみようかな。」(娘)
「どう?」(私)
「くぅ~~~。コレが酒かぁ。。」(娘)
なんて言いつつ、デビュー戦なのに2合とちょっと飲んでいましたよ。
私とヨメの丈夫な肝臓を受け継いだみたいで、どうやら飲める体質みたいで良かったです。
でもある程度飲めると言うのは実は危険な事なんです。
昔、なんかで読んだ有名な話なんですけど、こう言う話がありました。
あるパパとその娘がバーか何かで飲んでいました。
パパも娘と飲めるのが嬉しくて二人揃ってガブ飲み。
やがて泥酔した娘は限界を超えカウンターで寝てしまいます。
パパは娘をおんぶして家に帰り、娘を寝かしつけ、翌朝早々に出勤。
やがて頭ガンガンの二日酔いで昼過ぎに目覚めた娘はちゃぶ台に置かれた父の置き手紙を見つけます。
「ひろ子、昨日は楽しかった。ありがとう。
でも、ひろ子。お前の限界はビール1杯、ハイボール3杯までだ。覚えておけよ。
世の中にはお前を酔わせて悪いことをしようとする男もいるかもしれない。
だから、これからお酒を飲む場面に出食わしたら、自分の限界を知った上で飲むんだよ。」
なんて手紙を見て娘もジーンときます。私もジーンときました。
まあ作り話なんでしょうけど、このお父さんカッコいいですよね。
「飲むんじゃねー!!」じゃなくて「自分の限界を知っておけ」ってね。
私もこういう子育てをしていきたいと思います。まあ一応やってきたつもりだけど。。
二十歳を迎え、あれから1ヶ月。
晩飯のお供には「ほろ◯い」が並び、食後のくつろぎタイムにはテレビを見ながら、
私のとっておきの「響」を炭酸で薄めて飲んでいるようです。
ママのようにならない事を祈るばかり。今度「限界教育」をやろうっと。
そんなわけでまた来週!!