涙でリールが見えない RYO from ケツメイシ

2022.07.12

 下の娘がそろそろ二十歳になるので、「誕生日プレゼント何がいい?」

なんて聞いたら、「脱毛器がいい!」なんて言うんですよ。

「脱毛器??それいる?君、全然ボーボーじゃないじゃん。」

なんて言っても、「脱毛は女子のエチケットですよ。」なんて言うんです。



この「ボーボー対ツルツル」の論争は、ここ数年、過熱気味で(以前もこのコラムで書いたような気がする)、

最近では「ボーボー派」は「ツルツル派」に押され気味のようですが、皆さんの周りではどうなんでしょう?

昭和の時代では、そこら中にボーボーが溢れていました。

若大将先輩の胸毛に始まり、Hideki Saijyo先輩のギャランドゥー(へそ毛)に当時の女子たちは熱狂しました。

そのみなぎるテストステロン(男性ホルモン)に、DNAレベルで強さ、逞しさを感じたからでしょう。

私が中学生の頃の36,7年前には、電車に乗っても、

向かいに座ったおばさんのストッキング越しに苦しそうにしているスネ毛が確認できましたし、

つり革に捕まった女子高生のワキ毛がコンニチワしているのを見て、

「すげー、大人だ。。」とコーフンしたものです。

ところが最近の日本では女子のボーボーはほぼ絶滅危惧種。

東欧系の多国籍パブくらいでしか確認することができません。

白人で金髪の方だとその毛はほとんど目立ちませんが、間近で確認すると腕毛がボーボーというよりフワフワで、

感動のあまり腕枕をしてもらったこともあります。



いつ頃から変わったのかと考えると、当時メジャーリーグで抑えの切り札として活躍された○原投手が、

試合後のシャワールームで、

「オメー、ボーボージャネーカヨ!!WAHAHAHA!!」

って言われたなんて話をどこかで見て(見たような気がする)、

なるほど〜、あんなに皆んな毛むくじゃらなのにち〇毛だけはツルツルなのか。。と

妙な違和感を覚えた記憶があります。

私がサラリーマン時代の接待の4次会くらいになると、皆んなボロ酔いで、

「ファイヤー♪ ファイヤー♪ ジャングル ファイヤー!!」

なんてちん毛に火を点けてカラオケのステージでデングリ返しをしていましたから、

もう「ジャングルファイヤー(この技の名前)」の時代ではないんだな。と、一抹の寂しさを感じたものです。



つい先日飲んだサラリーマン時代の同期も「最近脱毛してるんです。」なんて言ってて、

ツルツルの腕を見せられたんです。女子ならまだしも、

「もうおじさんなのになんで脱毛??今更モテないよ。」

なんて言ったんですけど、

「いや、実はケツ毛がスゴくて、ウ〇コが絡まってエラい事になるんです。

将来ボケ散らかして、老人ホームに入ったら介護の方に迷惑掛けちゃうんじゃないかと思って。。」

なんて言っててね。ナルホドと思いましたよ。

いざネットで調べてみると「介護脱毛」なるワードも出てきました。

乳幼児の世話と違って大人の排泄介助は大きな負担となり、アンダーヘアーに汚れがついたままだと、

肌のかぶれやニオイの原因になったり、ウ〇コの拭き取りにも時間がかかってしまうそうです。

「よし!そうなのか。俺も介護に備えてア〇ル脱毛やろう。」

と、アマゾンから届いた娘の脱毛器の説明書を見てみます。

なんか脱毛器って照射して黒い部分(メラニン?)に反応するらしく、

まずは長い毛を剃ってそのあとで照射しなければいけないようです。

手鏡でアヌスを確認することはできますが、さすがに剃るとなると「自分では無理!」と思い、

「ちょっと、ちょっと〜!ケツ毛剃ってくんないー?カミソリある〜?」

と2階にいたヨメを呼び出します。

四つん這いになって待機してるとヨメがやってきます。

私のケツを両手で開き、ア〇ルをチェック、、、



「きったねー!!ティッシュが付いてるわYO!!!」(ヨメ)



そう言い残し、ヨメは2階に去って行きました。私のア〇ル改造計画は終了です。。。

マジかよ。。と思い改めて手鏡でア〇ルをじっくり確認してみましたが、

ティッシュはさて置いて、私のケツ毛はそれほどパワーが無く、

このままの状態だと介護世代に入ってもそれほどご迷惑は掛けないで済みそうです。

良かった。。

なんだかとても汚いコラムになってしまいましたが、時間は平等、皆、確実に年を取ります。

普段は意識していない皆さんも、いずれ来るかもしれない介護に備えて、

いま一度確認してみてください!!!

自宅で介護とかなって自分の子供にやってもらうなんて事になったら、やっぱ大変ですよね。。。



ではまた来週!!!!!